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雑学watching

 

 このページは雑学解剖研究所のコンテンツのひとつです。

 雑学系ニュースや記事を紹介していきます。

 記事にリンクを貼るだけではなく、解説を加えています。

 Check Wordsでは、記事の理解を深めるため、特に関連の深い

 キーワードを取り上げます。

 過去のCheck Wordsも右のリンクからご覧いただけます。

 

社会:日本でも白熱電球の製造販売中止の見込み

 温暖化対策の一環として、政府が白熱電球の製造・販売の中止を表明している。

照明として広く用いられている白熱電球だが、消費電力が大きいにもかかわらずエネルギー利用効率が悪いことから、国内での製造・販売を数年以内に中止する方針を打ち出した。

白熱電球よりも消費電力・発熱率の点でアドバンテージの高い、電球型蛍光灯への切り替えを促す狙いがある。

 製造販売中止の時期は未定だが、「3年以内」とする案も出ているという。

温室効果ガスの排出削減を義務付けた京都議定書の約束期間が2008年より始まるため、エネルギー変換効率が低い白熱電球への対策を強化したい考えだ。

 こうした白熱電球撲滅の試みは、オーストラリアや米国カリフォルニア州でも行われている。

 

 しかし白熱電球の魅力は現行の電球型蛍光灯では代用しきれない部分がある、といわざるを得ない。

白熱電球はエジソンの発明以来構造が大きく変化しておらず、確かに前時代的な面を持っている。しかし、それが生み出すオレンジ色の柔らかで温かい光は代用の照明にはないものである。 一応既存の電球型蛍光灯にも「ナチュラルな」暖色系を謳う製品もあるが、やはり白熱電球と同じ波長の光を出すというわけにはいかない。

 この報を受けた人々の反応は実にさまざまだ。環境保全の観点から全面的に賛成する人、現状では代替品がなく受け入れられないという人、LED電球を普及させるべきだという人、製造中止は乱暴すぎるという人。

 

 当研究所の書斎でPCを置いてある部屋は、夜間は4つの白熱電球を照明としている。状況によっては更に3つの電球を点灯させる事もできる。

実際、白熱電球の出すオレンジ色の光はリラクゼーション効果があり、作業能率を向上させたり精神状態によい影響を与えることが確認されている。

蛍光灯と使い分けることでよい雰囲気の環境づくりをすることができるのだ。

 もし完全に電球の効果を持つ省エネルギーな代替品ができたら買い替えもやぶさかではないが、個人的には製造中止というのは早計ではないかと思う。

なにも製造販売を法的に取りやめなくても、よい品質で納得のいく代替品が安価に提供されるならば、交換できる状況の人はそうするはずではないか。

 それに気になるのは、小型の「豆電球」や「レフ球」の代替品だ。小学校の理科の実験で、豆電球の代わりがLED電球というのはどうもしっくりこない、というのは私だけだろうか。

 

 

 

 

NET:ボーカロイド、初音ミクの歌う「雲の遺跡」

 ネットを頻繁に巡回する方は、最近「初音ミク」というキャラクターの名前を目にすることが多いだろう。

初音ミクは音声合成ミュージック作成ソフトの名称。同ソフトのマスコットキャラクター名でもある。

歌詞と音階を入力することで、「初音ミク」に自由に楽曲を歌わせることができる。自作のオリジナル曲に個性的な声質のボーカルを加えることができるわけだ。

 こうしたソフトウェアはボーカル+アンドロイドを組み合わせて「ボーカロイド」とも呼ばれる。

ボーカロイド製品で創られたボーカルは、どうしても合成音声っぽく聞こえてしまい、人間の自然な発声に近づけることは難しい。そのため、ボーカロイドをいかに「人間らしく」歌わせるかがクリエイターの腕の見せ所となる。

 

 「初音ミク」を使用したムービーが大きな注目を集めている中で、最もクオリティが高い作品ではないかと最近いわれているのがアマチュアのオリジナル曲、「雲の遺跡」だ。

「光があふれる緑の大地 駆け巡るけものたち」という歌詞で始まるこの楽曲は、自然の壮大さと美しさを見事に謳いあげており、歌詞だけをとっても鳥肌が立つほどで、非常に質が高い。

曲自体も透明感と伸びやかさに溢れるテンポの良いものであり、メロディの全てがサビに感じられるような、素晴らしいクオリティだ。

歌詞と曲の見事さもさることながら、「初音ミク」のナチュラルでダイナミックな歌い方には驚嘆を禁じえない。また、同じくボーカロイドの「MEIKO」によって構成されたバックオーケストラも信じられないほど美しい。

正直、この曲を聴くまでは「初音ミク」の能力と可能性を過小評価していた部分があった。しかし、この作品によってそれは完全に覆されたといわざるを得ない。 視聴した人達も「ミクに魂が入った」「人間超えを達成した」などと、最大の賛辞を送っている。

 

 是非この作品を通してボーカロイドの新しい可能性を体験して頂きたい。

 

この作品はニワンゴの運営する「ニコニコ動画」で高音質で視聴することができる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1686727

ニコニコ動画のIDを持っていないという方は、Youtubeで見ることも可能。

http://www.youtube.com/watch?v=U6ps4O7aaV0

また、作者のサイトからmp3楽曲もダウンロードすることができる。

http://yanagi.ash.jp/strage/

 

2007 12/11 

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#071211

 

 初音ミク:(HATSUNE MIKU)

 初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディアが発売したボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)。

歌声ソフトウェアシンセサイザやデスクトップミュージック (DTM)とも呼ばれる。 ベース音声は声優の藤田咲が担当。

従来のボーカロイドよりも自然な歌声が合成できるのが特徴と言われる。

この種のソフトととしては異例の大ヒットを記録し、本ソフトによって作成されたムービーやFLASHが膾炙された。

「初音ミク」というキャラクターを設定したのもヒットの大きな要因だろう。

公式設定では年齢は16歳、158cm、42kg。

 

初音ミク-Wikipedia
クリプトン「初音ミク」

 

 

 

科学: 急変する世界のエネルギー事情−「バイオエタノール燃料」

 今、世界各地で石油に取って代わろうとする燃料が大きな注目を浴びている。「バイオエタノール燃料」あるいは「バイオマスエタノール燃料」、「バイオ燃料」などとも呼ばれる物質がそれである。この燃料の生産・運用に向けて欧米諸国は急速なテコ入れを続けており、数年後にはエネルギー事情が大きく変わると考えられている。しかし、日本は欧米に大きく水を開けられており、そればかりか少しずつ、しかし深刻な打撃が経済に与えられつつある。

 バイオエタノール燃料とはどのようなものなのだろうか。またなぜそれが日本に影響を与えているのだろうか。

 

 現在、車や工場、飛行機などの燃料は石油を原料としたものだ。対して、バイオエタノール燃料はサトウキビやトウモロコシといった「穀物」を原料とする。

穀物に含まれる糖質を取り出し、それを発酵・蒸留させてエタノールを合成する。こうしてつくられる燃料の最大のメリットは、「無尽蔵である」ということである。また価格も安く、ガソリンの半分ほどの値段ですむ。二酸化炭素の排出がゼロであり、環境に負担をかけないというのも大きなメリットだ。さらに、理論上効率的なエネルギー源だ。

地球上に存在する燃料は例外なく有機物(炭素を含んだ物質)である。そして自然界で有機物を作り出すには太陽の力が不可欠である。つまり、燃料の最大の源は太陽であり、石油も太陽エネルギーを間接的に利用しているに過ぎない。従って太陽のエネルギーを燃料に変換するのが最も効率がよいことになるが、現在の科学力では十分な効率を達成できない。そこへいくと、植物のエネルギー変換効率は驚異的でさえあり、現時点では太陽エネルギーをいったん植物を介して有機物に変換し、それを精製して燃料とするのが最も効率がよい。 

 

 米国を始めとする欧米ではバイオエタノールの研究が盛んだが、実はそこには環境配慮以上の思惑が関係している。バイオエタノールを生産するにはその原料となる穀物を栽培しなければならない。これは、広大な土地を持ち、農業が盛んな国ほど燃料の生産に有利であるということを意味している。米国はその広大な農地をバイオエタノール用作物に利用している。年間生産されているトウモロコシの15%がエタノールになっているという。将来、いや現代の需要増加を見込んでバイオエタノールの生産は各国で大変盛んになっており、莫大な資本が注入されてきた。これを輸出すれば莫大な利益が得られる可能性があるからだ。 「環境保護」と声高に主張しつつ、その裏では巨大な利権が見え隠れする。

  意外なところで日本に影響があるのが、肉製品の高騰だ。外国で燃料に転用される作物が多くなり、家畜の飼料の値段が大変高くなっているのである。そのため、日本の畜産業者が極めて厳しい状況に陥っているということを、是非記憶に留めて頂きたい。

 

2007 8/11 聞き取り取材等によるもの

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#070811

 

 バイオエタノール燃料:(Bioethanol)

 バイオマスエタノールとは、サトウキビやトウモロコシなどの穀物を発酵させ、蒸留して生産されるエタノールを指す。

バイオマスエタノールは、再生可能な自然エネルギーであること、および、その燃焼によって大気中の二酸化炭素量を増やさない点から、エネルギー源としての将来性が期待されている。他方、生産過程全体を通してみた場合の二酸化炭素削減効果、エネルギー生産手段としての効率性、食料との競合、といった問題点も指摘されている。

バイオマスエタノール-Wikipedia
バイオエタノールを知ろう

 

 

 

文化:ミニ四駆ブームに復活の兆し?「ミニ四駆PRO」とは何か

 累計販売台数は2005年8月で1億7000万台。実に、日本人一人当たりの所有率が100%を優に超えるという、模型史上未曾有のヒット商品。それがタミヤ模型の「ミニ四駆シリーズ」だ。

 ミニ四駆の歴史は1982年にまでさかのぼる。本格的なブームが起こったのは、「ダッシュ!四駆郎」という熱血ミニ四駆漫画が少年誌に連載された、1987年以降だ。その後1991年頃に火が消えたように一旦ブームは去ってしまう。 しかしタミヤは1994年、タイヤを小型化し斬新なフルカウルデザインのニューシリーズ、「フルカウルミニ四駆」を発表、同時に連載された漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の爆発的な人気に伴い、ミニ四駆は第二次ブームを迎えた。

 このブームの時には相次いでグレードアップパーツと呼ばれる性能を向上させるための後付部品が発売され、街角の商店に設置されたレース場に少年たちは通いつめては愛車の速さを競い合ったものだった。

 

 だが、ミニ四駆は子供達だけに独占させるには大人にとって余りにも面白すぎた。

やがて、公式レースに親が造ったマシンを子供に持たせて出場するというケースが増え始め、子供達の失望をかうことになる。

また、子供達の成長、テレビゲームの普及、アニメの終了などが重なり、2000年頃にはブームは風船がしぼむかのように終わった。

 その後、かつてデパートのおもちゃ売り場に必ずあったミニ四駆は、模型店やおもちゃ専門店などでしか見かけないようになり、一般の人々や子供達の前からほぼ姿を消した。

 

 時経つうちに、古いミニ四駆を懐かしむ者が増え始め、オークションサイトでは第一次ブーム時代のマシンが高値で取引されるようになった。

こうした状態を鑑みてか、タミヤは2005年に人気の高かった旧車種を「メモリアルボックス」として復刻発売した。

さらに、2005年11月、実に6年ぶりとなる本格的な新製品、ミニ四駆PROを発表。同時にインターネットを通じたプロモーション活動も力を入れ始めた。

同時期、小学生を対象とした雑誌にミニ四駆漫画の連載を開始、また最近は、WEB上で読めるコミックも展開している。

また、公式レースもルールを改正し、高校生以上を対象とした「エキスパートクラス」を新設、大人でも楽しめるものとなった。

 

 最近の動向としては、ニュースサイトなどを運営する会社を対象とした、「プレスカップ」が相次いで開催され、ミニ四駆PROを使用したレースの模様が各情報系で取り上げられた。

 ミニ四駆PROの発売を機に、ミニ四駆を再開する人も少しずつ増えており、模型店のミニ四駆コーナーでは、売り切れの車やパーツも多い。 各地で開催されている大会においても参加者が急増し、大規模な人数に慣れていない運営側に対しての不満の声が聞かれるほどだ。

 

 ところで、「ミニ四駆PRO」とはどういうものなのだろうか。

詳細は関連サイトをご覧頂ければ分かりやすいと思うが、一言でいうなら「より楽しみ方が広がった」ミニ四駆だと言える。

モーターと電池の配置の改善により、重心が適切な位置になった。また頑丈で剛性の高いシャーシは高速走行時のねじれを少なくし、スピードアップにつながる。

さらにボディは、衝撃に強くしなやかで加工が容易なポリカーボネイト製クリアボディ。

クリアなので裏から塗装することによってより美しく仕上がる。

その他、改善点は挙げればキリが無く、開発部の渾身の設計が伝わってくる。

 しかし、今までのミニ四駆がPROに勝てないかというと決してそうではない。確かに基本的なポテンシャルはPROの方が上だが、PROにはシャーシが重いという欠点がある。適切な改造が施された旧車種には、生半可な改造のPROではまず勝てないだろう。とはいえ、PROは頑丈な分軽量化の余地が多いのも事実。

 まだ改造のノウハウが成立しきっていない今こそ、PROを存分に楽しめるチャンスかもしれない。

2007 1/5 参考: ミニ四駆オンライン

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#070105

 

 ミニ四駆PRO:(mini 4wd pro)

 タミヤ模型が2005年11月に発売した、四輪駆動自動車模型「ミニ四駆」の一シリーズ。

2007年1月現在、ラインナップは10車種程度。

特徴:今までシャーシの前後どちらかに配置されていたモーターを中央に配置。バッテリーはモーター両サイド。シャーシ名は「MSシャーシ」

ポリカーボネイト製クリアボディが標準付属(例外あり)。ノーマルでボディの軽量化に効果がある。加工も容易。

実車をモチーフにしたボディデザインが多い。

リアバンパーが標準付属で、ギアユニットと一体整形。頑丈で剛性が高い。

 

ミニ四駆-Wikipedia
ミニ四駆オンライン

 

 

 

技術:LED信号機に盲点、信号の光が撮影できない?

 省電力、低発熱、長寿命と、従来の信号機より利点が多いために全国で急増しているLED(発光ダイオード)式信号機。 ほとんどデメリットはないかに思われていたが、最近盲点となる問題点が浮上した。

 毎日新聞の報道によると、交通事故の瞬間を撮影する「ドライブレコーダー」でLED信号機を撮影すると、点灯状態でも写真に写らない場合があることがわかった。日本自動車研究所の調査で判明したもの。

 LEDはダイオード(整流作用素子)の一種であり、+極から−極方向にしか電流を流さない。そのため、陰極と陽極が入れ替わる交流電流の場合は無点灯時間が発生することになる。

LED信号機の電源は交流であり、LED信号機は素早く点滅しているのである。

この無点灯時間にカメラで撮影された場合、信号機は点灯していないように見えてしまう。

 

 ドライブレコーダーは主にタクシーなどに導入されており、フロントガラスにつけたカメラで前方を撮影する仕組み。急ブレーキなどで衝撃が加わると一定時間映像を記録する。事故の瞬間を映像に残すことで、事後処理や紛争解決に役立つ。

 レコーダーは毎秒約30コマ程度で録画するが、西日本の交流周波数は60Hz。LEDは一秒間に60回点滅することになり、レコーダーの撮影間隔と特に同期しやすい。

 自動車研究所がドライブレコーダー数万件を調査した結果、LED信号機が消灯しているように写った映像が数多く見つかった。事故原因の究明に支障が出るため、対応に苦慮している。ドライブレコーダーやLED信号機はますます普及するはずであり、「普及しきってからでは対応が困難になる。」と同研究所の社員は行政の対応を求めている。

 

 一部のネット上でもこの問題は議論を呼んでおり、様々な解決策が模索されている。

しかしコスト面や技術的な課題も多く、またレコーダー側で対応すべきことだといった意見もあり、決定的な打開策はまだないようだ。

 

 

2006 8/20 参考: 毎日新聞

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060820

 

 LED:(Light Emitting Diode 発光ダイオード)

 順方向すなわち+極から−極に向かって電圧をかけたときに発光する半導体素子。

数多の家電製品はもちろん自動車の照明や信号機、そして最近は映像用ディスプレイにまで利用範囲が拡大している。

 

 現在は光の三原色である青、赤、緑のLEDが揃ったため、原理上はいかなる色の光も作り出すことができる。例えば、全ての色を合成して造られる白色LEDは、懐中電灯や電灯などの照明器具として普及が進みつつある。

 特徴としては、長寿命、低発熱、省電力でエネルギーから光への変換効率がよい、応答速度が速い、衝撃に強いことなどが挙げられる。

しかし、青色や白色などのLEDは消費電力が大きく、更なる改良が期待されている。
 

 また、LED自体の寿命は長いが、使用目的によっては樹脂の劣化による照度低下の進行が早くなることもあり、LED交換が必要となる程度まで照度が落ちた場合に、基板の交換も含む大規模なメンテナンスが必要とされるのが今後の課題となる。

 

発光ダイオード-Wikipedia
LEDの発光原理

 

環境:鳥取砂丘の緑化防止 草むしり実施

 鳥取砂丘では、砂丘に植物が生えてきてしまうため、定期的に草むしりを行っている。2006年には7月21日に始まった。週三回の頻度で9月3日まで草むしりのスケジュールがある。

 草むしりは「鳥取砂丘景観保全協議会」が2004年以降毎年企画しており、今年は約七百五十人のボランティアが応募したという。

 

 世界各地では砂漠化が猛烈な速度で進行しているが、鳥取砂丘の土地はそもそも一般的な砂漠とは異なる性質のものである。

中国山地から流れる千代(せんだい)川から運ばれた砂と、日本海の沿岸流が運ぶ砂が風と砂の力で長い年月をかけて集まり、堆積したのが鳥取砂丘だ。

鳥取砂丘は大量の雨が降り、砂漠と違い乾燥地ではない。草が生えないのは砂がたえず風によって動かされているからで、砂が動かなくなるとたちまち草が生えてくる。

防砂林を作った1970年頃から砂の動きが弱まり、砂丘が草原化するという問題が持ち上がることになった。

天然記念物に指定された砂丘の景観を保護するため、除草作業が恒例の行事となっているのである。

 

2006 7/22 参考: 日本海新聞

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060724

 

 鳥取砂丘:とっとりさきゅう

  鳥取県東部、日本海沿岸に広がる砂丘。中国山地からながれる千代(せんだい)川をはさんで東岸に広がる浜坂砂丘と福部砂丘、西側の湖山砂丘の総称。

東西16km、南北2km、最大高低差92m。中央部の浜坂砂丘は国の天然記念物に指定され、山陰海岸国立公園に属する。
 千代川がはこぶ砂と日本海の沿岸流がはこぶ砂が、風と波の力をうけてあつまり、長い時間をかけて堆積した。砂丘は何層にも重なり、砂丘背後にはスリバチとよばれるくぼ地をつくる。スリバチのもっとも深い所は40mにも達する。


鳥取砂丘近辺の民家は砂丘から飛んでくる砂の害に悩まされたため、1970年頃から防風林の植林が行われたが、これが砂丘の規模縮小や草原化につながった。

現在は防風林の面積を減らしたり除草作業を定期的に行うことで地元住民と砂丘との共生をはかっている。

 

鳥取大砂丘ガイド
鳥取砂丘-Wikipedia

 

環境:温暖化は「情報操作」?M・クライトンの著書に反論

 「ジュラシック・パーク」、「ロスト・ワールド」、「ツイスター」といった著名な映画の原作や脚本を手がけたことで有名なマイケル・クライトンの著作が議論を巻き起こしている。

"State of Fear" 「恐怖の存在」という邦題で出版されたこの著作は、地球温暖化の阻止を声高に叫ぶ現在の評論家やマスコミに一石を投じるものとなった。

 「世界中のすべての場所で温暖化傾向が見られるわけではない」「地球はむしろ氷河期に突入しようとしている」「氷河が後退しているという認識もデータ不足で信頼できない」「温暖化は事実だが、それが自然変動と人間活動にそれぞれどれだけ由来しているかは誰にも分からない」「地球温暖化をビジネスとして利用している組織がある」などの主張が作品中に出てくる。

 

 これに対し、各科学者らから当然のように反論がなされた。

ワシントンDC開発フォーラム・環境ネットワーク では、「『恐怖の存在』でマイケル・クライトンが指摘した主要な論点に対する回答」として、Pew Center on Global Climate Changeの解説を翻訳したものを公開している。

この中で結びには「気候変動は問題ではないとして葬り去るために科学を政治的に利用している人々に対して、彼が批判を向けようとしないことは残念だ。」と述べられており、彼の主張に反論するとともに、科学の政治的利用がかえって悪化するのではないかという懸念を示している。

2005 10/12 参考: ワシントンDC開発フォーラム・環境ネットワーク

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060719

 

 マイケル・クライトン:Michael John Crichton

 アメリカ合衆国生まれの小説家、映画監督、脚本家として有名。ハーバード大学卒。

1942年生まれで現在64歳。

 代表的な小説に、「アンドロメダ病原体」「緊急の場合は」「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド」「ライジングサン」「タイムライン」などがある。

 

 2004年に発表された「恐怖の存在」は、地球温暖化問題への関心を高めるために環境過激派が自然災害を引き起こすという筋書きで、多くの議論を呼んだ。

 

マイケル・クライトン-Wikipedia

 

生物:蚊の発生、銅で抑制できることが実証される

 銅を水槽などに入れておくことで、蚊の発生を抑制する効果が得られることが、日本環境衛生センターの実験で分かった。東京新聞が伝えた。

 この実験は、日本銅センターの依頼を受けて環境衛生センターが行ったもの。水を入れた銅製のポットとガラス製のポットにヒトスジシマカの幼虫を入れ、生育を調査した。

 その結果、ガラス製のポットでは12日間の間に90%が正常に羽化したのに対し、銅製のものでは15日ですべて死亡、羽化した蚊はいなかった。幼虫は1日目から死に始めており、銅が蚊の発生を抑える高い効果が実証された。

 銅センターでは「昔から墓の花入れに10円玉を入れて置くことで蚊の発生を防ぐという知恵があったが、実証できたのは初めてではないか」としている。

 

 近所の防火水槽やドラム缶など、ボウフラが発生しやすい場所に銅製品を沈めておくことで、蚊の発生を防ぐことができるかもしれない。

 

2006 6/28 参考: 東京新聞

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060703

 

 蚊:Mosquito

 双翅類、すなわち2枚の羽を持つ昆虫のうち、カ科に属する約2000種の総称。

分類は、昆虫綱ハエ目(双翅目)カ科。
生息地はきわめて広く、熱帯地方から北極圏、低地から高山の頂に至るまで分布している。

 大型の種で翅長7〜9mm、小型の種で翅長3mmくらいである。
蚊には血を吸うものとそうでないものがいるが、血を吸う種類の蚊のメスは、長くて突き刺して吸血するのに適した口器をもっている。

オスは花の蜜や水をすい、口器は未発達である。このタイプのメスは、鳥類や哺乳類など恒温動物の血をこのみ、刺すときにその唾液の一部を傷口に注入するため、腫れと炎症をひきおこす。

マラリアやデング熱、フィラリアなどの伝染病の媒介としても知られる。
 日本では100種ほどが生息しており、なかでもアカイエカが代表的。

蚊は体温や匂い、二酸化炭素過多などで血を吸う相手を探している。そのため体温が高く、呼吸回数が多いという新陳代謝が激しい人は特に刺されやすい。また運動をした後や、二酸化炭素が含まれているためビールを飲んだ後は刺されやすくなる。

 

蚊の生態
カ-Wikipedia

 

環境:地球の気温、過去400年間で最も暑い

 6月22日、米国科学アカデミーは、最近の世界の気温が過去400年間で最も高くなったと発表した。 読売新聞が伝えた。

 

 世界の平均気温の記録は150年ほど前からしか残っておらず、過去の気温を正確に把握することはできていなかった。

 今回、米国の研究チームは、河の記録やサンゴ、樹木の年輪、海や湖の堆積物などのデータから、西暦900年以降の地表の気温を推定した。

それによると、過去25年間の地球の気温は、過去1000年間で最高の水準にあると判明した。

 研究チームは、「産業革命前は温室効果ガスの影響は少なく、気温の上昇は人間の活動によるもの」という見解を出している。

 

 地球の気温が過去より高まっていることが改めて裏付けられた。これからもその傾向は続くはずで、夏の酷暑が懸念されるところだ。

 

2006 6/23 参考:YOMURI ONLINE

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060624

 

 地球温暖化:Global Warming

  石炭、石油、天然ガスといった化石燃料の使用や産業活動によって二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などの「温室効果ガス」が大気に排出され、そのために地球の温度が上昇することを地球温暖化という。

 温室効果ガスは、太陽からの日射によってあたためられた地面から放射される赤外線を吸収する働きがあるが、ガスの濃度が上昇すると、熱を吸収し過ぎるために気温が上昇する。
 

 気温が上昇すると、氷河や雪が解け,海面が上昇する。オランダやバングラデシュなど低地やツバルなどの島国では水没、洪水や渇水などの異常気象の増加、農林水産業への重大な影響、マラリアなど熱帯性の伝染病の増加など、人類に深刻な打撃をおよぼすだけでなく、砂漠化の進行や森林などの生態系にも大きな影響をあたえることになる。
 

 現在、世界各国で温室効果ガスの排出を削減する取り組みをしているが、世界最大の温室効果ガス排出国であるアメリカが非協力的なこともあり、足並みは揃っていない。

 

地球温暖化解説
地球温暖化-Wikipedia

 

生物:プランクトンがCO2削減に大きく貢献している

 「ネオカラヌス」という海洋プランクトンが、大量の炭素を深海に運ぶ事で、地球上の二酸化炭素の量を大きく減少させる役割を担っていることがわかったとasahi.comが伝えた。

 研究したのは、水産総合研究センターの東北区水産研究所と東京大学のチーム。

 今回の研究で、ネオカラヌスは日本が1年間に排出する二酸化炭素(CO2)の半分近い量を、数百年間封じ込める働きをしていることが判明した。

日本は年間13億トン程度のCO2を排出するが、ネオカラヌスが吸収するCO2は5.9億トンと推定される。

 

 体長5〜10ミリのネオカラヌスは、春から初夏には光合成でCO2を吸収した植物プランクトンを食べて育つ。早春に深海に移動して休眠し、産卵して死ぬ。

休眠中のネオカラヌスが魚に食べられると、排泄や腐敗による拡散などでCO2由来の炭素が深海に蓄積されることになる。

やがてこの炭素は浅い海に戻るが、それには数百年の期間がかかる。

 

 東北区水産研究所の室長は「世界中で動物プランクトンが果たす役割はかなり大きいはずだが、プランクトンの量は大きく変動し、将来の予測を立てるのは難しい」と話す。

 

 二酸化炭素の排出が主な原因である地球温暖化の問題を考察する上でも、海洋プランクトンの研究が急務であることが改めて強調された。

 

2006 6/13 参考: asahi.com

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060613

 

 動物プランクトン:Plankton

  プランクトンは海中や淡水の中にただよってくらす生物の総称。水の流れにさからって泳ぐ力がきわめて弱い生物を総括していう言葉で、小さなものは原生生物や珪藻など顕微鏡サイズのものから、大は傘の直径が1mをこすクラゲ類などもふくまれる。

プランクトンは分類学的単位ではなく、生活の類型による分類である。

 

 動物プランクトンは葉緑体をもたない動物性の浮遊生物。

原生動物など単細胞のもの、ワムシやミジンコなど小型の多細胞動物のほか、軟体動物や節足動物などの幼生もふくまれる。魚類など水生動物の餌として重要である。

 海洋全体の物質循環においても、重要なの役割を担っており、海の豊かさはそこにすむプランクトンによって決定されるといっても過言ではない。

 

プランクトンの世界
プランクトン-Wikipedia

 

科学:科学技術振興機構がポータルサイト開設

 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)が6月7日、科学のニュースや情報を掲載するサイト「SciencePortal」を開設した。

 SciencePortalでは、各種の研究機関や行政の最新の研究成果、科学技術に関するニュースを主に配信する。

また、研究者のインタビューやレポートを定期的に掲載する。

インタビューを収録した動画も配信されており、5〜10分ほどの映像が提供される見込み。

 現在は「からくり人形とロボット」という特集企画も行われており、日本のロボット技術の原点と未来を紹介している。

 

 一般の人に科学の興味をも持ってもらうと同時に、研究者や学生らの役に立つサイトにしたいという姿勢がうかがえる。

 

2006 6/8 参考: MYCOMジャーナル

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060608

 

 Science Portal:サイエンス ポータル

 独立行政法人 科学技術振興機構が運営するウェブサイト。

一般の人々だけでなく、子供や若者、研究者や学生などターゲットは広い。

科学技術や学会の動き、科学上の発見などについてのニュースを配信している。

 

 科学技術情報や特許情報、データベースサイトなどへのリンク、日本の研究職の求人や研究支援制度の公募情報、学協会の大会などのイベント情報なども掲載している。

また、科学技術に関する特集企画や、研究者へのインタビューの動画などもある。

 

Science Portal

 

環境:温暖化で2020年までにキリマンジャロの雪が消滅

 06年5月にカリフォルニア大学で開かれた「米中気候変動に関するシンポジウム」の発表は、地球温暖化の影響がこれまでの想像以上に大きく、地球気候と生物に壊滅的な打撃を与えかねないことを示すものだった。

 同大学の資源エネルギー学教授は、2100年までに海水位が少なくとも0.5m上昇すると見られ、さらに現在の水準の温暖化やエネルギー利用が今後も続けば、それ以上に海面が上昇する可能性もあるという見方で科学者らがほぼ一致していると指摘した。

 もし海面が0.5m上昇すると複数の小さな島々が水没し、大国の海岸線にも深刻な影響を与える。

 また、同教授は「2020年までに、キリマンジャロの雪が消滅する可能性がある」とも言及し、加えて「そんなのはまだ良いニュースの部類に入る」と述べた。

 今後、温暖化の影響でハリケーンは一層激しいものになり、農作物の生産が減少するほか、大規模な火災が頻発する可能性もあると多くの科学者は見ている。そればりでなく、熱帯地域に見られるマラリアなどの病気が先進国に広がったり、動物が気候の変動に対応できずに有史以前に起こった種の絶滅と同規模の大量絶滅が発生する可能性がある。

 

 地球温暖化は、環境の悪循環が起き全地球規模で気候が変動するため、好転させるのは非常に困難だ。

ローレンスバークレー国立研究所所属の一研究者は、「大気圏中の二酸化炭素は簡単には除去できず、現在の工業技術を環境にやさしい技術に変えるのにも時間がかかる」と指摘し、環境に負担をかけない技術を開発したとしても、多かれ少なかれ温暖化によって影響が起こるのは免れないだろうという見解を示した。

 

2006 5/25 参考: CNET JAPAN NEWS

Photo:キリマンジャロの写真 S.Ishizumi

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060525

 

 地球温暖化:Global Warming

  石炭、石油、天然ガスといった化石燃料の使用や産業活動によって二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などの「温室効果ガス」が大気に排出され、そのために地球の温度が上昇することを地球温暖化という。

 温室効果ガスは、太陽からの日射によってあたためられた地面から放射される赤外線を吸収する働きがあるが、ガスの濃度が上昇すると、熱を吸収し過ぎるために気温が上昇する。
 

 気温が上昇すると、氷河や雪が解け,海面が上昇する。オランダやバングラデシュなど低地やツバルなどの島国では水没、洪水や渇水などの異常気象の増加、農林水産業への重大な影響、マラリアなど熱帯性の伝染病の増加など、人類に深刻な打撃をおよぼすだけでなく、砂漠化の進行や森林などの生態系にも大きな影響をあたえることになる。
 

 現在、世界各国で温室効果ガスの排出を削減する取り組みをしているが、世界最大の温室効果ガス排出国であるアメリカが非協力的なこともあり、足並みは揃っていない。

 

地球温暖化解説
地球温暖化-Wikipedia

 

古生物:フタバスズキリュウは新種−正式に学名決まる

 国立科学博物館は5月15日、日本近海に生息していた首長竜の「フタバスズキリュウ」は新種だったと発表した。

 フタバスズキリュウは1968年福島県いわき市で発見された首長竜で、およそ8500万年前の白亜紀後期に生息していたと考えられている。日本で始めて発見された古代大型爬虫類の化石であり、発見者が高校生だったことも話題を呼んだ。今では日本で最も有名な古代生物の一種として知られている。

 

 首長竜の研究自体が進んでおらず、発掘作業や骨格の復元に時間がかかったが、発見から38年後の現在、ようやく親属新種と断定された。学名は、「フタバサウルス・スズキイ」となる。

学名が正式に決まったものの、和名の通称は「フタバスズキリュウ」であり、どちらを使用しても差し支えない。

2006 5/17 参考: YOMIURI ONLINE-SCIENCE

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060517

 

 フタバサウルス・スズキイ (フタバスズズキリュウ):Futabasaurus suzukii

  フタバサウルスは、8500万年ほど前の白亜紀後期に日本近海に生息していた首長竜

和名はフタバスズキリュウ。爬虫類双弓類プレシオサウルス上科エラスモサウルス科、全長約7m。日本国内で始めて発見された首長竜として有名。

 1968年、福島県いわき市大久町入間沢の大久川河岸に露出していた双葉層群玉山層から、当時高校生だった鈴木直(すずきただし)によって発見された。発見者と出土した地層の名を合わせて「フタバスズキリュウ」と呼ばれた。

 フタバサウルスの発見された地層では鮫の歯の化石が多数見つかり、フタバサウルスの骨にも歯が刺さっていたことから、鮫と格闘の末死んだか、死んだ後鮫に噛まれた可能性もある。

 

フタバスズキリュウ-Wikipedia
フタバスズキリュウ

 

歴史:平城京滅亡の原因は奈良の大仏?

 奈良にあった平城京は710年から784年に遷都されるまで、実質的な日本の首都であった。

 東大寺のいわゆる「奈良の大仏」は745年に建立が開始され、752年に開眼供養が行われひとまず完成した。しかし、それから19年の歳月をかけて金を塗るなどの仕上げが施され771年に完全な姿となった。

 だが、この荘厳な大仏像の完成からわずか13年ほどで遷都してしまうことになる。威光ある仏像も完成させて、壮大な構想で造られた首都の権威を振るおうという時になぜ遷都しなければならなかったのか?

 

 2004年5月の日本経済新聞文化欄を執筆した白須賀公平氏によると、大仏に金を塗る際に用いた水銀が広く中毒症状を引き起こし、それが遷都の原因となったのではないかという。

同氏の説明をまとめると、こうだ。

 

 「『東大寺大仏記』を見ると大仏に金を塗るために約50トンの水銀が用いられた。

水銀に金を投入すると金と水銀の合金ができる。この合金を大仏の表面に塗りつけその後に炭火で加熱して水銀をとばす。この際水銀の蒸気が大量に発生する。気候の影響で、奈良盆地の北部全体が水銀蒸気で汚染されたと思われる。つまり、50トンもの水銀による汚染が首都を直撃したことになる。蒸気水銀は気管支炎や肺炎、全身のだるさ、手のふるえ、運動失調などの症状を引き起こすが、医学的知識の乏しかった当時の人々がそれを「たたり」と思っても不思議はない。 行政も風土病と判断し、都を移さざるを得なかったのではないか。」

 

 白須賀氏は、これは仮説に過ぎないとしながらも、土中の水銀濃度を測定することで検証できるとし、実証してみようという人が現れることを期待している。

 

2006 5/2 参考: 水銀公害の原点は奈良大仏

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060502

 

 水銀 すいぎん Mercury:

  常温で液体である唯一の金属元素。銀白色の液体。空気中に放置すると少しずつ拡散する。冷却すると結晶となる。空気中では安定である。硝酸、濃硫酸、王水にはとけるが、塩酸、希硫酸には反応しない。4.15K以下の温度で超伝導性をしめす。
 かつては錬金術師が、水銀をよく研究材料にもちいた。日本では、古くは水銀(みずがね)とよんでいた。不老不死の薬として珍重されたり、化粧品として使われたこともある。


 熱膨張率がほぼ一定で等間隔の目盛ができ、熱伝導もよいことから、温度計に使用される。真空ポンプや気圧計、蛍光灯、水銀灯、電池などの材料、また農薬などに使用されるが、環境汚染物質であることから、消費量はへってきている。水銀は多くの金属と結合し、アマルガムとよばれる合金をつくる。ただし、鉄とは結合しないので、水銀の貯蔵には鉄の容器をもちいる。

 水銀は、人体に極めて有害であり、蒸気などを少しずつでも吸入すると中毒症状があらわれる。とくにメチル水銀、フェニル水銀などの有機水銀は毒性が強く、長期間にわたって継続的に体内にとりこまれると慢性水銀中毒となり、神経や内臓がおかされて回復がむずかしい。水俣病は、メチル水銀中毒によるものである。

 なお、体温計の金属水銀は間違って飲み込んだとしても消化管からはほとんど吸収されないため急性中毒を起こすことは少なく、破損しても過敏になる必要はない。しかし、蒸気として吸収された水銀はヘモグロビンや血清アルブミンと結合し毒性を示す。このため水銀を含有する物(蛍光灯・体温計・朱肉など)は絶対に焼却してはいけない。
 

水銀-Wikipedia
水銀と環境

 

医療:傷の消毒や止血、やけどの応急処置の「常識のウソ」

 佐世保市医師会のウェブサイトには、怪我などの応急処置に関する一般の「常識」は間違ったものが多いという情報が記載されている。

 

「色が着く消毒薬や、粉末の消毒薬は、キズの状態を隠し判断ミスの原因となる。オキシドールは正常な細胞も細菌と一緒に破壊することがあり、避けたほうがよい。水道水で異物(砂・泥など)を洗い流すだけでも充分」

「傷口より心臓に近い動脈を縛るのは一般的ではない。また、中途半端に縛った場合は、かえって出血を増やしてしまうことがある。強く締めた場合、組織が死んでしまうことがある。傷口を3分間おさえることに勝る止血法はない」

 などといった、身近な怪我の正しい手当ての方法が記載されている。

また、捻挫や打撲のときにいつまで冷やしたらよいか、といったことも書かれている。

 

2006 4/23 参考: 佐世保市医師会のホームページ 常識のウソ

同:ケガの応急処置

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060423

 

 応急処置:

  応急処置とは、怪我や病気などに対するとりあえずの手当てを指す。ただし厳密には応急処置は救急隊員が行なう行為と定義されており、一般市民が行なうものは応急手当(first aid)と呼ぶことになっている。 通常は、市民が行なう手当ても「応急処置」と呼んで差し支えない。

 応急処置や手当ては、医療行為とは異なり、資格等に関係なく、人間として誰もが知っておかなければならない基本的な知識・技術であると言える。

 

 応急処置の基本的な心得として重要な点は、二次災害を防ぐことと、人命救助の勇気を持つことである。自身の安全を確保した後、勇気を持って積極的に対処する必要がある。

 

応急処置-Wikipedia
応急処置知識テスト

 

技術:光の反射を"ゼロ"にする新光学素子、理化学研究所が開発

 物質の境界面で生じる光の反射を除去する新しい光学素子を開発した、と理化学研究所が発表した。開発したのは理研中央研究所河田ナノフォトニクス研究室の研究グループ。

 

 理化学研究所はガラスのような透明な固体材料中に、金や銀などの貴金属をナノサイズ(1ナノメートルは10-9メートル)のコイル状に加工して集積させた「メタマテリアル」という人工物質を用いたプリズムを考案。そしてこのプリズムを使って、反射光を生じさせることなく、屈折率の違いを越えて光を自在に通過させる技術を確立したという。

 

 「光」は電磁波の一種のため、電界と磁界をもつ。対象となる物質に可視範囲の電磁波が当たり、それが反射・屈折・吸収され、その変化を目で感知することによって対象を認識をする。

特に、反射は光学的に大きな影響を与える要素である。不必要な反射は光エネルギーのロスとなるため、光ファイバーなど光を使った技術ではいかに不要な反射をなくすかといったことが重要な課題となる。

「メタマテリアル」は、光に含まれる磁界成分を相殺するように磁界を作り出す。これにより、限られた条件の中では、完全に物質の反射率を除去することができる。

 光ファイバーなどの部品やレーザー共振器内の光学部品など、無用な光の反射を嫌う場所に使用することで、従来とは比較にならないほど光のロスを低減できると期待されている。

 

2006 4/6 参考: 理化学研究所記者発表等

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060415

 

 メタマテリアル:

 大局的には、金属の中にある自由電子の集団的振動(=プラズモン)を利用して、光の磁場成分と相互作用する機能を物質に与え、人工的に屈折率を制御する構造体。

具体的には金や銀をナノ構造に加工して3次元的に並べた物体を作り、人工的に屈折率を操作したり負の透磁率を得る物質が「メタマテリアル」と呼ばれる。

 

 光の伝搬や屈折、反射を支配する物理量として「屈折率」がある。自然界に存在する物質の屈折率はすべて正の値だが、もし負の屈折率を持つ材料があれば、工業的に様々な応用が期待できる。

屈折率は、誘電率(ε)と透磁率(μ)という2つの要素で構成される。屈折率が負になるためには、これら誘電率と透磁率の両方が同時に負になる必要があるが、透磁率が負という物質が自然界に存在しない。

 「光」は、電磁場の一種で、電場の波と磁場の波が一緒に空間中を伝搬している。物質の透磁率が負になるには、物質に光を照射したときに、物質が光の磁場の波に反応し、その磁場を打ち消すような磁場を物質自らが作り出す必要がある。

 しかし自然界のほぼ全ての物質は光に対しての透磁率は1.0に固定されている。

そこで、物質に光を照射したときに、その物質が光の磁場成分と相互作用できるように、光の波長より小さな数百ナノメートル以下の金属製のコイルを大量に材料中に埋め込み、このコイルに可視光を照射すると、外からの磁場を打ち消すような磁場をコイル内部に作り出す。

これにより光の磁場成分とコイルが共鳴して光がコイルに吸収され、負の屈折率をもつ物質、すなわち「メタマテリアル」を作ることができる。

 

可視光域で「負の屈折率」を持つ初の光機能材料
金属ナノ構造による光ナノイメージング技術を世界で初めて確立

 

科学:カーリングのストーンが回転方向に曲がるわけ

 冬季競技のカーリングでは、20kgほどの重量を持つストーンにわずかな回転をかけてショットすることがルールで決められている。回転数はショットしてからストップするまで三回転ほど。

 カーリングのストーンが回転方向に曲がる現象を毎日新聞の中村牧生記者が「なぜなぞ科学」の中で解説した。

それによれば、ストーンのエッジ(円形の縁)が氷のわずかな凹凸を溶かしながらすすむことに関係がある。

 スケートでもそうだが、氷とスケートのブレードが直接滑るのではなく、その間にできたわずかな水が摩擦力を減らし、それが滑る。冷凍庫から出したての氷は滑らないのをみてもそれがわかる。 

 直線運動をするストーンは、前方に重心がかかり、そのため前方の氷がとくに溶けるようになる。後方は氷の表面との摩擦力が前方より強い。これにより後方の回転方向が舵の役目をすることになる。したがって、右方向に回転をかければ、ハンドルを右に切ったように曲がって行くことになるというわけだ。

 

 中村記者はストーンの速度が落ちると曲がりやすくなる現象についても言及し、マーク・シェゲルスキー博士の言葉を引用した。

「遅くなると溶かされた水が回転とともにエッジの前方に集まりやすくなり、後方エッジの摩擦力がますます強くなる」

直進させたいときは、ブラシでストーンの前方を激しくこすり、微細な凹凸を増やして溶けやすくし、摩擦力を軽減させる。狙った場所で速度を大きく落としてカーブさせる。この良し悪しがカーリングの醍醐味である。

 

2006 3/29 参考:MSN毎日-サイエンス

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060331

 

 カーリング curling

 氷上冬季競技のひとつ。高度な戦略と理詰めの展開から「氷上のチェス」の呼称がある。

発祥は15世紀スコットランドといわれる。19世紀終わりごろまでに各国へ広まった。

 

 一チーム4人で試合が行われ、補欠は1名のみ。

 約40m先に描かれた円(ハウス)の中に石(ストーン)を投げ入れるスポーツで、1人2投ずつ(1チーム8投)投げる。
 16個のストーンを投げ終わった時点で、もっともハウスの中心に近いところにストーンのあるチームが勝ち。

 

カーリング-wikipedia
日本カーリング協会

 

生物:推定世界最高齢のカメが死亡 (06/3/24)

 現在、推定で世界最高齢と言われているカメが06年3月23日に死亡した。CNNが伝えた。

CNNによれば、死亡したカメはインド東部コルコタのコルコタ動物園で飼育されていたアルダブラゾウガメの「アドワイチャ」。死因は肝不全。

約150年間にわたるアドワイチャの記録が残っているが、様々な要因から推定した年齢は250歳だという。

 このカメは、かつて英領インドの基礎を築いた軍人、ロバート・クライブのペットであり、今から約130年前にコルコタ動物園にやってきた。130年間を同動物園で過ごしてきた。

動物園の飼育係からもアドワイチャの死を悼む声が聞かれた。

 

 なお、ギネスブックに登録されている最高齢のカメの公式記録は、175歳の「ハリエット」というガラパコスゾウガメである。 このカメは2006年6月22日死亡した。

 

2006 3/24 参考:CNN.co.jp:こぼれ話

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060324

 

 アルダブラゾウガメ Geochelone gigantea

 アルダブラゾウガメは、リクガメ科の陸生のカメの一種類。体長75cm〜1.2m、体重は年齢によって異なるが100kgから200kgほど。

ガラパゴスゾウガメとよく似ているが、こちらのほうがやや小型。甲羅の項甲板の有無や鼻腔の形の違いで区別される。

日本で飼育されているゾウガメは多くがこの種類である。

 

 生息地はインド洋の西のセーシェル諸島やアルダブラ諸島。サボテンなどの植物や小型の動物を食べる。

かつては多数生息していたと思われるが、生息可能地域の減少や人間による乱獲などで個体数を減らし、現在は厳重保護の下にある。

Yahoo!きっず図鑑 アルダブラゾウガメ
アルダブラゾウガメ

 

 

科学:宇宙空間に上下は存在するか  (06/3/21)

 「宇宙には上下が存在する。それは重力の方向を下と仮定した場合だ」と毎日新聞の中村 牧生記者は述べている。

 

 宇宙空間に上・下は存在するのか? −

この疑問に対する答えとして、中村記者は京都大学教授の次のような言葉を引用している。

「太陽系にいれば太陽から、太陽系を出ても銀河系の中心から、銀河系から出ても銀河団の中心から引かれているので、そういう意味でいつも下はある」

 「上下」が存在しないように思える宇宙空間だが、重力が大きい方向を「下」と定義した場合、宇宙でも上下の概念は通用するという解釈を示した。

 

2005 12/21 参考:MSN毎日-サイエンス

リンクURL http://why.mods.jp/watch.htm#060321

 

 重力 じゅうりょく Gravitation:

 あらゆる物体が持っている互いに引き合う力のこと。引力と同義語として使われる場合もあるが、正しくは地球と他の物体との間に働く力をさす。「地球の重力」と表現する場合、遠心力と引力との合力を意味する。

地球は自転しているため、質量によって生じる本来の引力が遠心力によって減じられる。  赤道付近では遠心力が大きいため重力の測定値は小さく、逆に地軸に近い極地では大きくなる。

 同様に他の天体において用いられる「重力」も、様々な場所、要因から発生する力を総合した実質的に引き合う力のことである。

 

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