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雑学サイト管理人達、10年目の対談

 

 ― 本日はお集まりいただきありがとうございます。
リオ(以後・リオ):こちらこそ、参加できて光栄です
フレッシュワーズ(以後・FW):お呼びいただきありがとうございます。
たろう(以後・たろ):本日はよろしくお願いいたします。
― お三方の雑学サイトがちょうど11年目ということで、「11年目の雑学談義」を、早速ですが始めさせていただきたいと思います。
リオ:思えば長いですよねえ。
たろ:気づけばもう11年目。
FW:11年前はまだ私は中学生でしたからねえ…。
たろ:20代だった自分も、そろそろ40歳近くになってしまいましたw
― まずは、簡単な自己紹介をお願いできるでしょうか。
たろ:「たろうの雑学カフェ(http://zatsugaku-cafe.com/)」マスターのたろうです。たま〜に、どこぞの疑問箱で参照されたりしています。北海道在住、寝ることと食べることと学ぶことが趣味みたいな人間です。あ、あと放浪癖あります。
リオ:「雑学解剖研究所(http://why.mods.jp/)」の所長のリオです。長らく更新滞ってまして心苦しいです。群馬在住です。研究所は色々なジャンルに分けていますが、最近の興味はコンピュータ関連になっていますね。
たろ:リオさんのその手の発言、某所で時々拝見しております。
リオ:お恥ずかしい。
たろ:いえいえ、結構そのひとことが面白いですよ。
FW:「That's 学(http://fleshwords.web.fc2.com/)」管理人のフレッシュワーズです。滋賀県在住です。2003年5月23日にサイトを設立し、一言雑学集や雑学見聞録などと銘打っていろいろな雑学を紹介してきました。たまに遊びで実験ネタなんかも載せつつ、楽しくやってきました。ちなみにサイト設立当初は中学生でしたが、現在、私は大学院生になり、来年には就職を控えています。
たろ:10年前は中学生だったふれっしゅさんも、もう社会人…(遠い目
FW:心はまだまだ少年ですけどね!
たろ:見た目は大人、中身は少年、その名はフレッシュワーズ(仮名)!

■10年間あれこれ
リオ:10年以上経っているというのは改めて考えると衝撃ですね。
たろ:ですね。10年間で消えたサイトの数を数えていくと…。私にとって、10年お付き合いが続いている雑学サイトの管理人さんって、リオさんとふれっしゅさんだけなんです。
FW:最近は手軽に管理できるブログやwikiなどが増えて、個人サイトがめっきり少なくなってきましたからね。10年前からずっとお付き合いが続いている相互リンク先は大変貴重です。
たろ:同感です。
リオ:個人サイトは本当に減りましたね。
たろ:逆にお手軽すぎて、内容もなんか軽い雰囲気になってきたかなという風潮はあるかなという感じです。
リオ:一つのサイトをじっくり見るという習慣がなくなってきているのだと思います。
たろ:最近は検索に引っ掛かってフラッと…という方が多い気がします。
― その中で、あえて10年間サイトを辞めずに続けてきた理由とは何でしょうか?
リオ:逆に辞める理由がないからですかね。
たろ:自分も特に辞める理由もなく。ただ、前に自己紹介的なところに書いた気がしますが、一つの百科事典的な存在としては更新を続けていきたいと思います。
FW:自分で好きなようにカスタマイズできるので、やはり個人サイトが好きですね。手軽に更新できるwikiの使用も一時期考えたこともありましたが、どうも陳腐なデザインになってしまい、強い思い入れを抱くことができませんでした。
リオ:それは本当にわかります。
たろ:自分でデザインして、自分で管理する手作り感!お二方とも、サイトのデザインにはかなりのこだわりをお持ちですからね。そういうものは、今は少なくなってきたかなと。
リオ:そうなんですよね。でもサイト構築の時に得たノウハウは本当に役立ちますよ。
たろ:そしてHTMLの知識にも長けてらっしゃる(←ビルダーでお手軽にすませる人間)
リオ:ブログはブログでノウハウが有るのでしょうが、いちから作るのはやはり違いますからね。
FW:私の場合、中学の友人にデザイン系のサイトを運営している人が多かったので、その影響も少なからず受けているのかもしれません。あと、昔からものづくりが大好きだというのがありますね。Webデザインも広い意味ではものづくりの一種だと思っています。
たろ:私もそう思います。一種のアートのようなものを感じます。
リオ:全く同感ですね。ブログ系は更新日時が重要視されますから、更新に対するプレッシャーが大きい人もいるのではないかなと思います。それで疲れてサイトごと消してしまうというケースも有るのかもしれません。
たろ:サイトもブログも、そしてTwitterのような手軽なものでも「続けなければ」と構えてしまう方は自然に消滅してしまっていますね。
― なるほど。
FW:その点、更新日時に縛られない個人サイトはある意味では気楽でよいですね。ついつい気が緩むと更新停滞してしまいますがw
たろ:個人サイトあるあるwサーバ代と独自ドメイン使用料の無駄遣い感が…。でも、変なプレッシャーがないのは、個人サイトが一番気楽でいいかな?
リオ:有料サーバーの場合はその問題もありますよね。まあプレッシャーの感じ方は個人の資質に大きく関係するところだとは思いますが。 ある程度のデータベースになれば、存在することに価値が有るのかなと思います。
FW:『存在することに価値がある』は強く共感できます。雑学サイト運営のモチベーションの根底にある概念ですね。
たろ:そうなんですよね。とにかく存在自体が貴重。プレッシャーは継続料金のお支払い時期のみ。
FW:お二方と違って、うちはまだ無料サーバーなので、料金に関しては問題ないんですけどね。しかし、長らく更新停滞が続いていて、ちょっと後ろめたさは感じていますw 長い人生をかけて、のんびりと更新していこうかなと思っているわけですが。
リオ:後ろめたさは常にありますよ。それがサイトを閉鎖する一番の理由なんだと思います。
たろ:お二方のサイトを拝見していると、「できるときに」「できるだけ」更新という、自然体で構えないところが良いと思います。すでにベースは一定量出来上がっていますし。後ろめたさに関しては同じく。たまに「更新まだ〜?」というツッコミ来ますw

■Twitterという情報発信ツール、そして最近更新が停滞している理由って…?
リオ:たろうさんはTwitterでの発信にシフトしていってる感じなのでしょうか?
たろ:そうですね。Twitterのbot(自動つぶやき)アカウントがあるので、現在300弱ほど入れて、あとはたまに覗く程度です。そして、フォロー/フォロワー数ともに、個人のアカウントの倍はあるというwただし、あくまでTwitterのつぶやきは、「ひと口雑学」の後継と位置付けています。なんてったって140字でまとめなければいけないので。
FW:私も最近はTwitterでの雑学発信が主になりつつありますね。つぶやいた雑学の多くは、いつかサイトのほうにも載せるつもりですが。Twitterでのつぶやきは検索に引っかかりにくいという難点があるので、やはりサイトに載せないと情報としての価値が薄れてしまいますからね。
リオ:なるほどー。Twitterは個人的にはやったことはないですね。
たろ:お、リオさんがTwitterやっていないのは、個人的にちょっと意外。
リオ:でも「ちょっと雑学」の部分をTwitterの埋め込みパーツに変えればうちのサイトでも出来そうですね。
たろ:「ひと口ネタ」はTwitterからの発信が便利ですね。でも、埋め込みパーツの類がいろいろとあるので、今後はそう言ったものも上手に組み込んでいければなと考えています。
リオ:Twitter、個人的には、ということなので、仕事の関係で少し管理してた時期はあるんですよ。3・11の時の情報発信ですが。その時に自分のアドレスを使ってアカウントを作ったので、個人のアカウントを取るのが面倒なんですよね。
たろ:なるほど、3・11の時はTwitter威力発揮しましたね。
リオ:そうですね、あの時は実感しました。もしかしたらいずれ作るかもしれません。ただまあ、不特定多数に発信したいという情報もあまりないのです。
たろ:個人用アカウントで雑学をつぶやく時はハッシュタグ#taromemoを入れて、あとでその部分だけ抽出できるように細工しています。まとめサイトではないけど、#taromemoとbotアカウントを集約して、サイトのページでも作ろうかな…って原点回帰。リオさんは、今まで拝見してきた感じ、サイト以外ではひっそりと活動なさってらっしゃいますよね。いくつか存じ上げていますが。
リオ:うーん、活動というほどの活動はしているつもりはないのですがw石の下のダンゴムシのような感じです。
たろ:まあ、たしかに、ごくたまに何かつぶやくという感じですね。ふれっしゅさんは、用途に合わせて各種ツールを使い分けている、という感じかな?けっこう、あちらこちらでつながっていますが。
FW:そうですね。情報を効率的に発信するのに適切な手段を日々模索しています。特にTwitterとサイトの使い分けは、個人的には目下の最重要課題ですね。
たろ:なるほど、たしかにそんな気がします。
リオ:その辺の所を今日、実はお聞きしたいのですが。
たろ:はい。
リオ:3人の共通点として、メインサイトの雑学の掲載が滞っているというのがあるようなのですが。
FW:(笑)
たろ:(ギクッ)
リオ:正直その理由というのはどのへんにあるのでしょう?かなり核心なところなのですがw
たろ:思いっきり核心ですw
リオ:Twitterへの発信にシフトした理由と言ってもいいかもしれませんが、私の場合Twitterすら発信していないのでまたちょっと違うと思います。
たろ:自分の場合は、もともとがスクラップの整理代わりにサイトを始めたようなものなので、10年以上やっている間に逆に書きたいことが増えてしまって収拾がつかなくなってきた、というところでしょうか。その辺を断片的に#taromemoで一時保管→長くなりそうなものはまとめてサイトにアップ、という理想はあります。(あくまで理想です)
リオ:書きたいことが増えすぎる、というのはすごい状況ですね。羨ましいです。
たろ:ただのコレクターですのでw雑学以外にもその辺の器類やキャラクターグッズなど多数。Twitterは、雑学botが多いので、興味を持っていただく取っ掛かりにはいい、という利点はあると思います。でも、もう少し突っ込んだところは、やはり自作のサイトにかなうものはないとも思っています。
FW:私の場合、大学入学以降、更新頻度ががくっと落ちてしまいましたね。高校までと比べて、まとまった時間が取りづらくなってしまったのが要因です。それゆえ、気楽に隙間時間につぶやくことができるTwitterへと自然に移行していました。また、元々が中学時代に中途半端な知識で作ったサイトだったので、サイトの構造やソースファイル(サイトの設計図のようなもの)の書き方があまりにも杜撰で、更新の際に余計な手間が掛かり、更新モチベーションが下がってしまったというのも原因ですね。もちろんいつまでも更新モチベーションが下がったままではいけないので、将来の更新を見据えて、大学の長期休暇を利用して、2012年には、サイトのデザインから目に見えない基礎部分に至るまで、抜本的にリニューアルを行いました。おかげで随分と更新しやすい環境を整備できました。また、アイデアもたくさん溜まってきているので、早ければ来年にでも大量放出したいなと考えています。
リオ:それは楽しみですね。
たろ:期待。
FW:しかし、コンテンツ構成の見直し(サイトの内容をどのように分類するか)、という課題がまだ残っているんですけどね。
たろ:そこは自分も時々直したくなる時があります。特にできるだけ簡略化して、更新しやすい環境にしたいなと。あとは見やすさ。見やすい=構造が単純、かなと。もちろん、デザインをかじった人間なので、デザイン的なこだわりもあります。
リオ:そうですね、うちのサイトもコンテンツの1ページが凄く長くなってしまって、それを毎回編集して更新するというのはスマートじゃない気がしています。
― なるほど、更新しやすい環境づくりが皆さんの課題となっているわけですね。
たろ:はい。ささっと更新できないと、飽きっぽい人間なので、サイトが続かないかなーと。

■“ジャンル分け”は難しい
FW:雑学は「雑多な学問」ですから、ジャンル分けが難しくて頭を抱えることがしばしば。その点、リオさんはうまくジャンル分けをしていますよね。
リオ:ありがとうございます、でも現在のジャンル分けは本当に難しいと思いますよ。
たろ:分野ごとに分けると、他の分野とリンクしてしまう…。
リオ:というか、現在のジャンルの多様化が更新を難しくしている一因なのです。時代が進むごとに、雑学の種類も増えていかざるをえないのです。そうなると既存のカテゴリでは追いつかない部分が出てきます。
― 日進月歩の時代ですからね。
リオ:コンピュータ関連やエンターテイメント関連なんかはその典型ですよね。まあそういう分野は追わなくていいという考え方はあると思うのですが。
たろ:その辺の変化はすぐ内容が変わってしまいますね。それで、個人的には不変の事実のみをアップしていこうと、最初から考えていたのですが、それでも更新せざるを得ない部分がちらほらと。
FW:雑学を系統立てて整理するためにはジャンル分けはとても重要ですからね! しかし、私の場合はやや特殊で、実はジャンル分けをせずにコンテンツを作っています。ジャンル分けをすると確かに読みやすくなりますが、自分の興味のある分野の雑学しか読まない人が現れやすくなる気がするのです。「読者に自分の興味ある分野以外の雑学も知ってもらい、それがきっかけとなって新しい分野の魅力を感じてほしい」という思いが強いので、私はあえてジャンル分けをしていません。
― なるほど。
リオ:雑学をあえてジャンル分けすることによって視野が狭くなるというのはあると思います。
たろ:すべてのことが、すべてのことにリンクしている。すごく実感しています。
FW:分野横断的であることが雑学の魅力のひとつだと思っています。
リオ:全くそのとおりですね。
たろ:リベラル・アーツですね。
FW:(それゆえサイト構成に難儀しますがw)
たろ:2回目の10年間は、そのあたりでお互いパワーアップしていくのかなと思います。まして、個人でサイトを運営する方が減っている時代ですので、そうした技術の向上で、他よりも、もっと光るサイトが出来上がっていくのではないかなと思います。
リオ:ウェブ系の技術も日々進んでますから、そろそろ私も最新の技術を取り入れなければなりませんね。
FW:それぞれが自分なりの「雑学発信のより良いあり方」を見つけ、各サイトがさらに素晴らしいサイトになっていることを期待しています。(私も最善を尽くします!)
たろ:(HTML覚えよう…なんて今さら言えな…)
リオ:(HTML5とかわけわかんないよ、勘弁してくれよ…)
FW:(…HTML5の機能をフル活用できる気がしない…)
たろ:(HTMLってなぁに?それってどんなワインに合うの?)
リオ:(鳩胸のリゾットですよ)
たろ:(ゴクリ…)

■サイトデザインへのこだわり
― さて、なんだかんだで10年間やってきて、お互いがお互いのサイトを観察してきたわけですが、初めてそれぞれのサイトを見たとき、管理人さんについて、どのような印象を持たれたか、覚えてらっしゃいますか?あーこんな感じの方が運営されているのかなーとか。
リオ:雑学カフェは、恐ろしく博識な人が運営しているのだな、と思いましたよ。
FW:雑学カフェは雑学サイトとは思えない瀟洒なデザインだったので、デザインに造詣のある人が運営しているのだと、一目で感じました。
たろ:恐れ入ります。実はお二方に共通して感じたことなのですが、文章力が非常に高くて、しかも雑学のレベルが高い方だなーという印象を受けました。で、年齢をうかがった時、当時どちらもまだ10代と聞いて面喰った記憶があります。
リオ:That's学さんのサイトは、短くまとめられていながらもオリジナリティに富んだ内容で、面白いサイトが出てきたなという印象があったと思います。
たろ:リオさんの研究所は、当時やっていた雑学検定に思いっきりハマりました。
リオ:ありがとうございます(笑)
たろ:ふれっしゅさんのサイトは、知的な中にも遊び心があるなと。そしてみんなでワイワイ楽しみながらサイトを作っているなーと。

FW:ありがとうございます。そして、リオさんの研究所は、一つ一つの雑学の調査が深く、また文章も読みやすかったのが印象的です。あとは、たろうさんと同様、デザイン性の高さを感じました。細かいアイコンや挿絵などにも気を配っていて、読者を楽しませる工夫ができているように思いました。
リオ:雑学一つ一つに挿絵がありましたからねえ。
たろ:リオさんのサイトはたしか、ピクセル単位での調整箇所が多数あった気が。
リオ:ピクセル単位での調整はかなりやりましたね。
FW:ピクセル単位の調整!(笑)
リオ:テーブルの角を丸く見せたりとかも結構大変でした。
たろ:今見ても、かなり芸が細かいですよね。内容とデザイン、どちらもクオリティが高い!
リオ:What's Newとかのサイコロなんかはかなり微妙な調整した記憶があります。
たろ:(ちょっと気が遠く…
リオ:研究所のコンテンツのほとんどは、ほんの少し文字間をとってあるんです。
たろ:Σ(゚д゚ )11年目の事実!
リオ:一番小さい単位の文字間(1ピクセル)です。それでだいぶ読みやすさが変わるんですよ。
たろ:ですよね。

FW:学会発表や研究論文などでもそうなんですが、立派な研究をしていても見せ方が下手だと、価値を見出してもらえません。雑学サイトでも同様に「読みやすさ」はとても重要だと思います。
たろ:どんなに内容が良くても、プレゼン力がないとただの労力の無駄遣いになってしまいますね。
リオ:サイト運営は総合的なコンピュータ関連のスキルが底上げされますよね。
CSSファイルとか見ると我ながらよくまあやったなと思いますよ、正直。
たろ:(CSS…勉強してないとか機械任せとか、カスタードクリームの略だと思っていたとか、そんなことry)
たろ:ふれっしゅさんのところは、2012年のリニューアルで、かなりすっきりした感が。

リオ:きっちり外部CSS化(サイトのデザインを記述した設計図を別に用意する方法)して綺麗に作りこんでありますよね、ふれっしゅさん。
FW:中学時代につくったtable(格子状の表)が複雑に入れ子になっている無茶苦茶なindexページがあまりにもひどかったので…。

リオ:tableは便利なもんでどうしても使っちゃいますからね。

FW:将来的にデザイン変更をしやすいと思ったので、外部CSS化を選びました。大学生になってから長期的な視点で物事を考えることができるようになってきたように思います。

■雑学って楽しい!
たろ:ふれっしゅさんは、大学へ進学してからかなり進歩したなーというものを感じています。
FW:周囲の人々から良い影響を受けているのだと思います。
たろ:良い影響を受けたければ、自分が良い影響を与える人になる、ここにいる全員が思ってらっしゃるかなと。だから、周りからも良い影響を受ける。そして、実際にお二方にお会いして実感したのが、どちらもアクティブ!3歩あるけば、そこには新しい興味の対象が!そんな感じを受けました。
FW:自分が影響を与える人になりたい。全くその通りですね。実際、私のサイトを見て、影響を受けて、うちの大学に入ってくれた方なんかもいて、嬉しい限りです。誰かの人生に少なからず良い影響をもたらせたとき、サイトを作っていて本当に良かったな、と実感できます。
リオ:それは凄いですね、サイト管理人冥利に尽きる体験ですね。
FW:先日の学園祭のときにも、奈良から遊びに来てくれた初対面の大学生が「小学生の頃からサイトを見ていました!」と言って、涙目になってくれて、私まで思わず泣きそうになりました。
リオ:いい話ですねえ。
たろ:そういう言葉をいただける瞬間がうれしい!そしてそれがまた新しい活力源に!
リオ:本当にそうですね。
FW:そうですね。読者の方々の「へぇ〜!知らなかった!」「そうだったのか!」「面白い!」といった声こそが、モチベーションにつながります。
たろ:それ、あります。そういや前にTwitterのbotアカウントが某公共放送の人気アカウントの目に留まって、へぇボタン連発された時は、ついニヤッとしてしまいました(ぐらいの反応しか)。あ、でも、ネット上に載せている以外にもネタはあるので、そう言うのを公私の場やチャット上でちょっと織り交ぜて話したりすると、結構喜んでもらえます。
FW:同じく。雑学知識は日々のコミュニケーションツールとしても大いに役立っています。
たろ:あまりひけらかさず、でもさりげなく。みんな知的好奇心は潜在的に持っていると思うのです。
リオ:潤滑剤として非常に良い役目を果たしてくれますね。
FW:勉強が嫌いだと言っているような人でも、雑学の話なんかは興味を持って聞いてくれますからね。
たろ:あるある。
リオ:専門分野の知識を雑学としてでも持っていると、その分野の人と打ち解けるきっかけにもなりますよね。
たろ:専門分野のあるところに雑学もあり、ですね。たしか記憶に間違いなければ、ここにいる全員が仕事として学生の方々に勉強を教えるという経験をお持ちだったはずですが、生徒たちにボソッと雑学を話してみたりすると、急に反応した、というようなことありませんでしたか?
FW:むしろ授業内容より余談の雑学の話のほうが食いつきが良かったりしますw
たろ:それありますw
FW:大学受験には直接的には役立たないけど、きっと彼らの長い人生において、いつか雑学知識が役立つ日が来るだろう、と思っています。
リオ:授業の科目の一つに雑学を加えるべきなんじゃないかと本気で思うことがあります。週2くらいであってもいいと思いますね。
FW:最近は「科学と人間生活」なんていう科学雑学を凝縮させたような楽しい科目があるようです(2011年以前の科目で言えば「理科総合」にあたります)。主に文系高校生のみの履修科目であることが些か残念ですが。現在の指導要領だと、物理・化学・地学・生物をすべて履修できる理系はほぼいませんからね。
たろ:理系は全部網羅してこそ面白いんですけどね。文系もまた然りなんですが。ところで「現代社会」的な教科は、今も存在するのでしょうか?
FW:現代社会は今もありますね。昨日も塾で教えてきました。
たろ:おー!(20年のギャップは、現代社会には存在しなかった…)
リオ:ヒッグス粒子の研究をしながら微生物の構造を学ぶというのは大変でしょうからね…。
たろ:広く深く学ぶことができたとしても、深海に凹凸があるように、どうしても分野ごとに深さのばらつきが出てしまいますね。それでもめげずにさらに深遠を探ろうという精神が、きっと10年以上サイトを運営する原動力になってきたと思うのですが。
リオ:そうですね、深遠を探れれば素晴らしいのですが、深海から打ち上げられる深海魚を見てあれこれ言っているのが私なのかもしれません。
FW:深海の凹凸を片っ端から散策し、それぞれの魅力を的確に伝えられるようなガイドブックを作りたい、というのが私の野望です。些か壮大な夢ですが。
たろ:雑学のガイドブック!個人的には、テーマを決めて分冊形式でいろいろな方にも分かりやすい“なにか”を作成できればいいなーと、先日ふと思いました。
リオ:実に素晴らしい夢ですよね、(比喩的な意味での)「深海の魅力」を伝え続けて、それに気づく人が少しでも増えてくれたら嬉しいですよね。
たろ:実際の深海も、宇宙並にまだまだ未知の領域なので、そういうものを(比喩的な意味で)探して新しい発見ができればいいなと。

■おわりに
― さて、 これまでサイトの事、雑学のことなど、さまざまなことを話し合ってまいりましたが、
 1)今回実際にお話ししてみて、お互いどのような印象を持たれたか(特にリオさんとふれっしゅさんは初対面なので)
 2)これからのサイト運営や、雑学含め自分の教養を高めていくなど、今後の抱負のようなもの
 …最後にこの2点をお願いできるでしょうか?
リオ:1)本当にお二人ともしっかりした素晴らしい方だと。ふれっしゅさんもたろうさんも、正当な学問を修めて極めながら雑学という分野にも進出しているという点で、凄いバイタリティと行動力があるなと思っています。
2)これからのサイト運営ですが、正直見通しは立っていません。ただ、別件でサイトを立ち上げる予定があり、その中で技術的な面での知識の更新をするつもりです。それを研究所の方にもフィードバックして、より見やすく更新しやすいサイトを作りたいですね。最近気づいたのですが、割りと変に完璧主義なところがあって、気にいらない部分が出てくると放置するくせがあるようなのです。なのでその部分を直していけば、またするすると更新できるかもしれません。雑学系のサイトやブログは今やあふれていますし、情報の洪水時代で、どんな情報も検索すればほとんど知ることが出来ます。なので、どう個性を出していくか、差別化していくかが大事だと思っています。率直な所、現在はそれを考えあぐねている部分はありますが、いずれ自分が納得できる形を見つけられればと思います。
たろ:1)私はリオさんにもふれっしゅさんにも実際にお会いしたことがあります。その時も学があって、好奇心がそれをさらに高めているんだなという印象を受けていましたが、その精神を相変わらずお持ちだなと感じました。しかもお二方には時々連絡を取っており、ある程度の近況を知っているわけなんですが、それでも、あらためてこのような機会にお話しさせていただくと、常に自分に磨きをかけているなということを再認識させられました。
2)今後は、とにかく資料・情報の整理!をしつつ、新しい分野にもどんどん首を突っ込んでいこうかなと思っています。そして得た情報をサイトなりTwitterのような既存のものや今後出るであろうツールなりで発信していければと。実は他にも構想はあるのですが、今のところはナイショですw
おまけ)お話ししていて、今後、どのように教養を身に着けていけばいいか、また、サイトの運営方法等、いろいろ参考になるところがありました。ありがとうございます。また、お二方とも、ちょっとお茶目ですねw
FW:1)リオさんと実際に会話をしてみて、雑学に対する自分なりの考えをしっかりと持っている人であるということを強く感じました。本当に雑学のことが好きだということが伝わってきて、とても嬉しくなりました。またコンピュータ関連の分野にも詳しいので、技術的な面の相談などでも今後お世話になりたいと思いました。
2)序盤で語ったように更新しやすい環境づくりの模索を取り急ぎ行い、修士論文を提出した後は、徐々に更新を再開していき、やがては(自分にプレッシャーがかからない程度に)定期的に更新をしていくスタイルにしたいと思っています。また、大学で学んだ高等な内容も数式などを交えつつ、一般の方々にもわかりやすく、かつ、専門家にもわかりやすく、発信していきたいと思っています。あと、趣味の郷土史関連の調査もどこかにまとめたいなと思っています。あれもこれもとやりたいことがあるので、収拾がつかなくなりそうですが、なんとか上手く整理して、一人でも多くの人が楽しめるようなサイトを作っていきたいです。
リオ:それは楽しみですね、10年を過ぎましたが、これからが本当に開花する時期なのかもしれません。
たろ:よく言われるのが10年続けば成功だ、ということかな。そのあとはだんだん熟成されていくと思います。そして、ふれっしゅさんは、春から社会人としての生活が始まりますね。
FW:来年は大きな飛躍の年にしていきたいです!
リオ:必ずそうなると思います、応援しています。
FW:ありがとうございます。春からの新生活も全力で頑張ります!


― 皆さんの益々の発展を、陰ながら応援しております。本日は長い時間、本当にどうもありがとうございました!

(2013.11.30 22:40-2013.12.01 01:22)