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イヌやネコを郵便で送れるか?
犬や猫をいじめても罰せられない?
幻のスネ夫の弟
銃刀法ってどんなもの?
珍妙さ爆発、チョウチンアンコウの生態
海の不死鳥、不老不死のクラゲ
インコとオウムはどこが違う?
カバは血の汗をかく!
秋になると葉の色が変わる理由
彼岸花に毒があるといわれた本当の理由
西洋タンポポと日本タンポポの見分け方
知っておきたい花言葉あれこれ
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世の中の研究

 

ヌやネコを郵便で送れるか?

 

 電子メールの普及で郵便を使う機会も少なくなったが、郵便も郵便なりに頑張っているのである。

手紙がダメなら定形外の配送業で利益を上げようと、「ゆうパック」や、「EXPACK500」といったサービスを提供してきた。「EXPACK500」は、500円で専用封筒を買い、そこに入る30kgまでの重さのものなら全国どこでも送れるというものだ。 なかなか便利なサービスだが、ふと疑問が起こる。一体、郵便ではどんなものを送っていいのだろうか。例えば、EXPACK500に入る大きさなら、生きたイヌやネコを送れてしまうのだろうか?

 

  郵便で送れる荷物については、「郵便規則」という規則で定められている。

その第八条五項を見てみると…

 

  五  生きた動物

      堅固なびん、つぼその他適当な容器に納め、容器には完全にその脱出及び排せつ物の漏出を防ぐ装置をすること。

 

 …送れる。これはもう間違いなく送れる。だが。「堅固なびん」の中で揺られ揺られて、生きて届く動物がどれほどいるのだろうか。しかも、絶対に逃げられず、また排泄物が漏れないようにしなければならない。まあ金魚や昆虫なら注意すれば平気だろう。 しかし、EXPACK500に入ったイヌやネコが生きて届いたら、これはもう奇跡というほかない。

 

  まず、EXPACK500の封筒にネコを押し込めなければならない。封筒はA4のチラシが250枚入る大きさだというから、どうにか入るだろう。 だが、脱出が出来ないように適当な容器に収めなければならない。ゲージを使うと入らなくなってしまうから、丈夫な麻袋がよいだろう。ここにネコを入れて、排泄物が出ないようにしっかりと口を締める。これを封筒に入れて、ポストに投函だ。

出した時間にもよるが、恐らく翌日か翌々日には届くだろう。 しかし、その間ネコはこの苛酷な環境に耐えられるだろうか?

じゃりン子チエに出てくる小鉄ならなんとか耐えられるかもしれないが、そこらの一般キャットはまずムリ。死んでしまうだろう。絶対にやってはいけない。

  EXPACK500の利用条件にも、いきものの送付はご遠慮ください、と書いてある。禁止ではないから送れない事はないが、恐らく発見された時点で拒否されてしまうのではないだろうか。

 

  ちなみに、普通の宅配業者では生き物は送れない場合が多い。もし無事に動物を送りたいという場合は専門のサービスを利用するのが賢明だろう。

  安いからといって、間違ってもEXPACK500で送ってはいけない。

 

 

犬や猫をいじめても罰せられない?

 大分前のドラえもんで、しずかちゃんちの隣のキョーボーなる人物が、ベソという犬をいじめている、という話があった。 キョーボーはベソにはろくにエサも与えず、嫌な事があるとバットで殴るのだが、それはあまりにかわいそうということでのび太が「ドロン葉」なる道具を使って救ってやったのだ。

 

  のび太はそれでいいとしても、我々の周りにそんなことをする輩がいた時にはどうすればいいのだろうか?いじめられているのを見るのは忍びない、かといってどうすることもできない、まさかいじめちゃいけないなんて法律があるわけない…と思いきや、あるのだ。これが。 動物をいじめることを禁止した法律。「動物の保護及び管理に関する法律」(昭和四九年四月1日施行、五八年 、平成十二年改正)がそれだ。

 

  単刀直入に言おう、「動物の保護及び管理に関する法律」第十三条@!

「保護動物を虐待し、又は遺棄したものは三万円以下の罰金又は科料に処する。」

  保護動物って天然記念物か何かじゃないの?と思わないように。続く部分には保護動物の定義について、「牛、馬、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、にわとり、いえばと及びあひる」と述べており、さらに「人が占有している動物で哺乳類又は鳥類に属するもの」と規定しているのだ。

  つまり、犬や猫はもちろんインコやハムスターまでいじめたり「遺棄」、つまり捨てたりしたら立派な「犯罪」なのである。

 

  それだけではない。第八条では、道路や公共の場において病気になったり怪我をした動物やその死体を発見をしたときは所有者に、所有者が分からない場合は都道府県知事に通報するよう努めなければならない、とも記載されている。 ただし、この場合は「努めなければならない」のであって「しなければならない」のではないから、厳密に言えば通報する義務はない。だが、車を運転する人は、もし犬や猫をはねてしまったら一応届け出ておくのがスジだろう。 都道府県知事は通報があった場合にはその動物を収容する義務があるのだ。

 

  この「動物の保護及び管理に関する法律」、動物を殺す時は安楽死させなければならないということなんかも書いてあってなかなか面白い。動物愛護週間もこの法律によるものである。飼い主の心得なんかも記されているので、ペットをお持ちの方、またそうでない方も一度目を通しておくとよいだろう。

(関連:第一回雑学検定 1級 2-4)

 

 

幻のスネオの弟

 私はなるべく欠かさず毎週のドラえもんを見ることにしている。邦画洋画を問わず最近の映画で泣けるのは大長編ドラえもん位のものである。

2003年春公開の「のび太とふしぎ風使い」も見に行ったがあれは泣けた。 感動を禁じえなかった。 劇場でもらったドラえもんがうちわを持った人形もパソコンの上に飾ってある。

 

  さて、ドラえもんに登場する主要キャラクターの一人がスネ夫である。本名、骨川スネ夫、2月生まれ、背が低いのが悩みの御曹司の甘えんぼ・・・なのだが、実はスネ夫には弟がいることをご存知だろうか?ご存知の方は相当のドラえもんマニアか雑学家であると見て間違いない。

  スネ夫の弟はスネツグといい、ニューヨークのおじさんの家に養子として住んでいる。スネ夫からの見栄はりまくりの手紙で、兄が立派な人間だと信じ込んでいるかわいそうな少年である。

  もともとスネツグはドラえもん連載初期の頃に脇役としてしばしば登場していた。だが、回が進むにつれ藤子・F・不二雄氏はそのことをすっかり忘れ、スネ夫は一人っ子という設定に変更されてしまったのだ。

  その後スネ夫には弟がいるという指摘を受けて再び登場することになり、その際上記の設定が加えられた。これはアニメでは1985年にお正月スペシャルとして放映されたので、覚えておられる方もいるかもしれない。

 

  今度スネ夫が画面に登場したときは、「この裏には暗い影を背負った少年がいるんだな」と思いながら見ていただきたい。…いや、別に思わなくてもいいのだが。

 

 

銃刀法ってどんなもの?

 滅多にお世話にならないが名前だけはけっこう知られている法律に銃刀法がある。

学校でカッターや小刀なんかを持っている友達にふざけて「銃刀法違反だ!」などと言ったことがある方もおられるだろう。(私だけか?)

 

  銃刀法は知ってのとおり銃や刀剣類の所持を制限する法律で、「銃砲刀剣類所持等取締法」が正式名称。シャレでいうときにもこの長い名前を並べ立ててやるとカッコいい。

 

  さて、銃はあまり縁がないので置いておくとして、気になるのはやはりナイフなどの刀剣類だ。 アウトドアショップなんかに行けば殺傷能力バツグンのサバイバルナイフが輝いている。あんなのをもってうろうろしてたら罪になるのだろうか?

 

  銃刀法における刀剣には槍やなた、あいくちが含まれるが、これらの長さは2条の2項で「刃渡り15cm以上」と決められている。 あいくちには長さの規定はないが、ほとんどのものは刃渡り15cm以上だろう。 またこの他に「刃が自動的に45度以上開く飛び出しナイフ 」もあるが最近は見かけない。

これらは「特別な事情」がない限り所持を禁止されているものだ。「特別な事情」で最初に挙げられているのが「法令に基づき職務のため所持する場合」仕事で持つのならいいというわけだから、料理人が長い包丁を持っていてもいいし 、きこりや猟師がなたをもつのもいい、ということになる。

 

 だが、これとは別に第22条に「刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物の携帯の禁止」というものがある。 正当な理由の場合を除き刃渡り6cm以上の刃物を携帯してはいけないというものだが、2条は所持に対しこちらは携帯になっていることに注目。  逆に言えば、6cm以下の刃物を持っていたとしても銃刀法で検挙されることは考えにくい。 また、続きには長さ8cm以下のはさみ又は折りたたみナイフ等はこの限りではない、とある。

 しかし、この法律だけをみて小型の刃物の携帯は処罰されないと考えるのは早計かもしれない。 軽犯罪法には、「他人の生命を害し、又は身体に重大な危害を加えるのに使用されるような」刃物を隠して携帯していた者に関する罰則がある。(第一条第二項)6cm以下の刃物であっても、この条文を理由に検挙される可能性があり、またそうした例も事実ある。

 

 アウトドアショップ等で売っている七得ナイフなんかは色々便利なのでよく持ち歩く人もいるだろうが、繁華街や人が多いところでは携帯を控えたほうが懸命かもしれない。

 

動物の研究

 

珍妙さ爆発、チョウチンアンコウの生態

 

 深海には大変面白い奇妙な生物が多く生息している。

その中でも代表的なのが「チョウチンアンコウ」だろう。

アンコウの仲間にも、鍋物にするキアンコウなど食用になるものもいるが、チョウチンアンコウは外見からして食べられそうにない。

  だが、自然界の変なカタチをしたものは例外なく面白い性質を持っているものである。彼らはそれを身を持って証明してくれる生物だ。

 

  チョウチンアンコウの面白さといえばまず、疑似餌の役目をするチョウチンの存在だろう。この釣竿のような部分は背びれが変化してできた器官で、「イリシウム」と呼ばれる。ま、釣竿のほうが通りがいい。 そして釣竿の先端についているチョウチンのようなフサ、これは「エスカ」という。ま、チョウチンのほうが分かりやすい。

  さて、チョウチンアンコウはこのエスカを振って獲物を誘い、エサだと勘違いしてやって来た小魚を飲み込んでしまう。このエスカは多くのチョウチンアンコウ亜目の魚に見られるが、すべてが発光するというわけではない。中にはイリシウム(釣竿)がないものもいる。

  では、このエスカはどういう仕組みで光っているのだろうか。

チョウチンアンコウの場合、発行する性質のある細菌※を飼っているという。

なんだか、蛍を集めてその光で勉強したという中国の故事を思い出させるような話だ。 だが、蛍の光はルシフェリンという化学物質の変化によって起きるもので、体内に細菌を飼っているわけではない。つまり、蛍の発光とチョウチンアンコウの発光の仕組みは全く違うと思っていい。

また、チョウチンアンコウはこの液状の発光体を噴出することもできるという。

目撃例がないので確かなことはいえないが、目くらましに使うのかもしれない。

 

  だがチョウチンアンコウの奇妙さはこれにとどまらない。

なんと、オスはメスに寄生して完全に癒合し一心同体になり、しまいにはメスに吸収されてしまうという。#

オスはメスを見つけると体に噛みつく。その後、お互いの皮膚が癒合して血管もつながり、オスはメスからの栄養補給を受けて生きる事になる。しかも、時には数匹のオスが寄生していることもあるという。

  メスの体長はおよそ60cm。そしてオスは、なんと4cmほどしかないのである。

これはオスの役割が生殖活動以外にないため。産卵が必要なメスのように体を大きくする必要がないからだと言われている。

 なんだか究極のヒモといった感じだが、オスよ、それでいいのか…

 

※エスカの中の細菌はどのような仕組みで発光しているのかという疑問もわいてくるだろうが、これはかなり難しい話になってくるし、話を複雑にするのでここでは扱わなかった。

#実は「チョウチンアンコウ」と呼ばれる一種類自体のオスは寄生を行わない。だが、「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」などは寄生を行なう。(ただし、ミツクリエナガチョウチンアンコウは、チョウチンアンコウ科ではなくミツクリエナガチョウチンアンコウ科の魚類である)

 

 

海の不死鳥、不老不死のクラゲ

 手塚治虫の代表的な作品のひとつに、「火の鳥」という漫画がある。この中で主軸として登場し、一貫した存在となっているのが「火の鳥」、フェニックスとも呼ばれる不死鳥だ。火の鳥は時間や空間を超越した生命体として描かれ、不死の命を持っており、その血を飲んだものは永遠の命を手に入れられるという。 そして、時が来ると自ら燃え出し、数日間燃えた後その灰の中から幼生として生まれ変わるのだ。

 

  「不老不死」 そんな人類の夢を体現した作品だが、実は火の鳥そっくりの性質を持つ生物が実在する。「ベニクラゲ」がそれである。

  ベニクラゲは花クラゲ目に属する体長1cm前後の小さなクラゲで、オセアニアや太平洋、大西洋など暖かい海の浅いところに生息する。日本でも北海道から沖縄にかけて広く分布している。体は透明だが、中心部に赤い器官を持つ。

  このクラゲが若返りの性質を持つということが確認されたのは1994年イタリアでのことで、比較的最近だ。 大学の学生が世話を忘れ、放置されていた水槽から、とっくに死に絶えたはずのクラゲが生まれたばかりの姿で存在していたのである。 そしてその時水槽内にいたクラゲこそ、ベニクラゲであった。 

  では、海にすむ不死鳥とも言えるこのクラゲの若返りのメカニズムを見ていきたい。

 

  ベニクラゲの若返り現象を解明する前に、普通のクラゲの一生を説明しよう。

クラゲは魚などとは違い、誕生から死までをひとつの姿で過ごすわけではない。種類によって個性があるものの、基本的には「ポリプ型」と「クラゲ型」の二つの形態を複雑なライフルサイクルの中で交互に変化させている※。  ポリプとは、口が上にあり、イソギンチャクやサンゴのように触手がその回りに生えている状態のこと。イソギンチャクはポリプの典型である。 

  そして普通のクラゲ−例えばマミズクラゲ−は、このポリプの状態からクラゲ型の元となる芽を出し、傘を持ったクラゲ型へと変化する。 更にこの状態から有性生殖を行い、プラヌラ幼生と呼ばれる子孫を残し、自らは溶けて死んでゆく。この幼生が岩などに付着して再びポリプを形成するのである。

  例えば、植物は地面に落ちた種から芽が出て生長し、やがて再び種を落として枯れてゆくが、これと同じようなサイクルだと考えていただければ分かりやすい。

 

  さて、ではベニクラゲに話を戻そう。 さっき、普通のクラゲは有性生殖後には溶けて死ぬと述べた。ところがベニクラゲの場合、有性生殖を行い老衰で死ぬ寸前、再び団子状になって根を延ばしポリプへと若返るのである。 この奇跡はわずか2日足らずのうちに起こり、ポリプから再び若々しいクラゲへとなって泳ぎだす。 一個体が自然死しない、不死の生物といえる。

まさに、死期が近づくと自らの体を燃やし、若鳥となって甦るという「火の鳥」そっくりではないか。

 

  奇跡的ともいえる特性を持つベニクラゲ。現在、様々な国で研究が始められつつある。我々の常識を足元から覆す、この1cm足らずの生物に今後ますます注目が集まっていくだろう。

 

※クラゲの生態は種類によってきわめて多様で、一概に述べることは出来ない。例えば、毒を持つカツオノエボシなどは小さな個体が役割を分担し合い、ひとつの大きなクラゲ型を有している。

 

謝辞:ベニクラゲの写真は「TOPIC」様の許可を得て掲載されています。

ご快諾ありがとうございました。

参考サイト:ベニクラゲ研究室様 紀伊民報AGARA様 リンクについてのご意向を尊重し、URLを記載するに留めさせて頂きます。

トップページ:http://www.agara.co.jp/index.html 

参考記事:http://www.agara.co.jp/DAILY/20031005/20031005_001.html

 

 

インコとオウムはどこが違う?

 

 どうも動物の世界には、分類がヤヤコシイ方々が多い。 クジラとイルカといいチョウとガといい、まったく混乱させてくれる。

今回のインコとオウムもヤヤコシさのチャンピオンクラスかもしれない。

 

  オウムもインコも「オウム目」という種に属する。そしてオウムはオウム目オウム科、インコはオウム目インコ科というわけである。

だが、実はオウム科にはわずか17種しかいない。オウム目の鳥は300種以上が知られているが、ほとんどがインコ科である。

 

  では、彼らの違いは一体どこにあるのか。 これは、一般的にはオウム目の小型のものをインコと呼んでいる。つまり、オウム科の鳥であっても小さいものなら「インコ」と呼んでも問題はない。ただし、これは 慣例的な呼び方で、生物学的な分類としては「羽冠」つまりトサカのあるものがオウム、とされている。

それが証拠に、立派なトサカが印象的なオカメインコも実はオウム科なのである。

  多くのインコ科の鳥は10〜30cmと比較的小型である。だが、スミレコンゴウインコなどは1メートルにも達することがある。大きさだけで決めているのではないのだ。

 

  オウム類はおもに熱帯地方に生息するが、近年は生息地の減少で絶滅が心配されている種も少なくない。

ところが、日本では捨てられたセキセイインコなどが都市部に住み着き、群れで生活しているという。

  一度飼い始めた以上、飼い主は責任を持って世話してもらいたい。捨てられたインコたちは、トサカにきてオウムになってしまうかもしれない。

 

 

カバは血の汗をかく!

 家族サービスでたまの休日に動物園へ…

まことに結構だがカバのコーナーでは気をつけた方がいい。動物園で一番怖いのはライオンでもヒョウでもなく、カバかもしれない。 というのも、カバはしっぽで糞を飛ばしてくるのだ。せっかくおめかしして出てきたのにカバのウンチまみれ、なんてことになったら楽しい休暇も台無しである。

 

  ところでカバは「血の汗」をかくといわれる。 陸にあがったカバの皮膚を見ると、まるで皮膚から血が滲み出しているかのように見えることがあるのだ。 しかしもちろんホンモノの血ではない。 

 この赤い分泌液は日焼け止めのような効果がある。カバは熱帯に住む動物なので、強い日差しや乾燥から皮膚を保護する必要があるのだ。

  カバの「汗」は粘り気があり、最初は無色だが時間がたつにつれて赤く変わり、最後は茶色のプラスチックのようになる。茶色になる際、アルカリ性から強い酸性に変化し、強力な消毒剤としての効果もある。そしてこの茶色の皮膜は紫外線を吸収する。 市販の日焼け止めも真っ青になるくらいの効能である。

 

  こんなに優れた効果があるなら、研究して新しい日焼け止めでも作れないものだろうか?

残念ながらそれは無理らしい。カバは数が少ない上、この赤い汗はとってもクサイのだそうだ。  あえて嗅ぎたいという物好きな人は、動物園に行ってみてはいかがだろうか。 もちろん、糞にも十分に注意していただきたい。 わざわざ不快な匂いを嗅いだ上、ウンチだらけなんてことになったら目も当てられない。

 

植物の研究

 

秋になると葉の色が変わる理由

 秋といえば紅葉。紅葉といえば紅葉である。・・・コウヨウとモミジは同じ漢字を書くのでややこしい。 秋といえばコウヨウ。コウヨウといえばモミジ、と書いたつもりだ。

だが、紅くなる葉のことは紅葉でいいのだが、イチョウなど黄色くなるものについては「黄葉」と呼ぶ。読みはどちらも「コウヨウ」なのでモミジを見てもイチョウを見ても「コウヨウが綺麗だね」と言えるわけである。 最近は両方ひっくるめて紅葉と呼んでいるが、赤と黄で漢字が違う事は一応知っておきたい。

 

 ところで、上のイラストの我々が普通にモミジと呼んでいる植物は、正しくはモミジという名前ではない。実はこれがカエデなのだ。モミジは元来秋に紅葉する植物の総称である。中でもカエデが美しく赤くなるのでいつの間にかカエデ=モミジと呼ばれるようになったのだ。 昔から「もみじがり」という言葉があるが、これは一種類の植物ではなく紅葉する植物全体を指して使われた語である。

 

 さて、このように秋になると葉の色が変わる。この赤や黄色がなんとも趣きのある色合いで、日本に生まれてよかったとしみじみ思う季節でもある。

 秋に紅葉(黄葉)する植物は先に挙げたカエデのほかにコナラ、ヤマザクラ、イチョウ、ポプラ、ヌルデなどがある。これらはみな落葉樹で、秋から冬にかけて葉が落ちる。日照時間が短くなり根の働きが弱って養分を得る事ができなくなるからだ。お荷物になる葉を捨ててしまおうという訳である。 そして紅葉また黄葉する謎はこの落葉と密接なつながりがある。

紅葉と黄葉ではその仕組みが若干違うのだが、それは色素の違いで基本的には同じだ。

 

 まず葉っぱが緑なのはご存じ葉緑素が含まれているため。 落葉樹は葉を落とす前になると、葉と枝の間に離層という水分を通さない層を作る。 これによって葉には養分がいかなくなり、葉緑素が壊れ始める。すると葉の中にあった糖分からアントシアニンという紅い色素が作られ、これによって葉が紅く変わるのである。 

黄葉も葉緑素が壊れる所までは同じ。ただ、それまで葉緑素に隠れて見えなかったカロチノイドという色素が見えはじめ、黄色く見えるのである。

 

 落ちた葉は一見なんの役にも立たないように思えるが、さにあらず。木や動物の大事な栄養になっているのだ。特にカロチノイドを含む葉っぱはビタミンAを合成する原材料ともなる。落ち葉は栄養満点なのだ。 自然界とは実にうまくできているものである。

 今度の秋、紅葉を眺めるときにはこんなウンチクを傾けるのもいいかも知れない。おっと紅葉とは限らない、黄葉もあるんでしたね。

 

 

彼岸花に毒があるといわれた本当の理由

 私の好きな花は彼岸花である。 悪趣味と思われようが、彼岸花が好きである。このページ (植物の研究)の壁紙も昔は彼岸花だった。あれほど怪しく美しい魅力をたたえた花は他にない。ひたむきに紅く、寂しく人気のない場所にごく短い時期だけ咲く。なんとも言いようのない寂寥感。花言葉は「悲しい思い出」―実に美しく悲しい言葉ではなかろうか。 

 

  この花はまた名前も多彩だ。彼岸花、曼珠紗華、死人花、幽霊花、剃刀花、灯篭花、捨子花、天蓋花、鬼首花・・・地方によっていろいろな呼び方があり、一説には全国で一千を超えるという。 これほど多く呼び名があるのも人々が不気味に思いながらも魅力を感じてきた証だろう。  曼珠紗華という名はもともとインド語で天上に咲く花を意味する。見るものの心を柔軟にする花だという。これほどの名が彼岸花に与えられているのも興味深い。

 

  また彼岸花には毒がある。これも有名な話である。毒があるから彼岸花に触ってはいけないと教えられた方もおられるのではないか。 そう、確かに毒がある。しかしこれは「わざと」人々に流布された策謀なのである。

  実は彼岸花は飢饉のときの非常食となっていた。彼岸花の毒は水にさらせば簡単に抜く事ができる。デンプン質が豊富で栄養価も高い。また球根をすりつぶせば薬にもなり、非常に重宝な薬草ともいうべき植物なのだ。 しかし彼岸花は繁殖力が弱く一度摘まれるとなかなか生えてこない。そのため、「彼岸花は毒だ」と言い伝えてよほどの事がない限り手を付けさせないようにしたのである。

  怪しく、美しく、不気味で誤解されてきたが実は人々の最後の頼みの綱となっていた彼岸花。 あなたにこの妖艶な植物の魅力を少しでも判って頂けたなら幸いである。

 

 

西洋タンポポと日本タンポポの見分け方

 冬将軍がいつしか過ぎ去り、ストーブをつける回数も心なしか少なくなってきた頃、道端に目をやると黄色いタンポポの花が可愛らしく咲いている。(ああ、もう春なんだな)なんて思う季節である。

  それからしばらくするとあのタンポポの背丈が随分伸びてきたのに気づく。そろそろ綿毛を飛ばし始めるものもいる。 そんな光景が見られる季節になったら、そのタンポポの種類を調べてみよう。日本には20種類ほどのタンポポがあるが、西洋タンポポとカントウタンポポ、いわゆる日本タンポポくらいは見分けられるようにしたい。

 

  西洋タンポポはその名の通りヨーロッパから入ってきた帰化植物で日本全土に生育する。花期は3〜10月と長期にわたり、これも日本タンポポと見分けるコツだ。日本タンポポは3〜5月と春にしか咲かないのだ。つまり、この時期を過ぎても咲いているタンポポなら西洋タンポポとみて間違いない。 日本にある他の種、関西タンポポやシロバナタンポポの花期も同じだ。

 しかし、西洋タンポポと時期の重なる春頃に見分けるにはどうしたらよいのか?そんなときは茎から花が出ている部分、総苞と呼ばれる箇所に注目してみるといい。ここを見ると西洋タンポポなら外皮が反り返っているのがわかる。反対にピタッとくっついているならばそれは日本タンポポである。

  しかしほとんどの花は外皮が反り返った西洋タンポポだろう。日本タンポポは今とても数が少ないのである。 日本タンポポは虫を媒介して受粉を行なわなければならないが、西洋タンポポは単為結実といって受粉をしないで種を作る事ができる。おまけに種が小さく遠くまでよく飛ぶ。この辺が西洋タンポポの繁殖力の秘密だと考えられる。

 

  タンポポはありふれた植物であまり花瓶に飾ることもないかもしれない。しかし野原に彩りを添える素晴らしい花である。 草むしりをする際に一緒にとってしまう前に、しばしご覧になっていただきたい。 つかんだ手を思わず離してしまう、そんな魅力がタンポポにはあるはずである。

 

 

知っておきたい花言葉あれこれ

 ちょっと誰かに花束を贈りたいとか誕生日に花を渡したいというときのために、花言葉を知っておくとよい。愛の告白にも花束はつきもの。贈る花の花言葉を知って、自分の気持ちをよく表した花を選びたい。

 

  花言葉は多くの場合ギリシア神話や伝説、中国の故事に由来している。忘れな草の花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」だが、この花言葉のいわれを知っている人も多いだろう。

 川のほとりに青い花を見つけた騎士が、恋人にその花を摘んであげようと崖下まで降りた。しかし急流にのまれ、流されながらも彼は恋人に花を投げた。その時叫んだ言葉が[Forget me not](私を忘れないで)これが忘れな草の由来である。

  このように花言葉にはそれにまつわる伝説がついている事が多い。それらを調べてみるのも面白いだろう。 では次に知っておきたい花と花言葉を幾つか挙げよう。

 

  まずは一番ニーズが高いと思われる愛から。

「愛」そのものを表す花はバラ、赤いキク、スミレ、アイリスなど。バラは赤が熱烈な恋や愛を意味する。恋人に贈るなら赤かピンクがいいだろう。モスローズにも愛の告白という意味があるのでよい。

 

  「恋」「幸せな恋」を意味するのはアンブロシア、ドラセナ、クチナシ。「恋の苦しみ」はアネモネ、とりわけ赤いアネモネである。またアサガオには「はかない恋」という意味がある。

  「喜び」お礼の花を贈るときに使いたい花だ。カタバミ、カラジューム、サイネリア、ジャスミン、キキョウなど。「感謝」の意味をもつカンパニュラを贈るのいい。

  「悲しみ」悲しいことがあった人を慰め共感を表すのに贈りたい花。イチイ、キンセンカ、クジャクヒバ。

  「祝福」お祝いの花束には次の花を含めるとよい。ハボタン、ポインセチア、フクジュソウ。ポインセチアは鉢植えが適するので鉢ごとあげるのがよいだろう。

  また、悪い意味を持つので贈るのを避けた方が無難な花もある。例えばアジサイには高慢という意味があるし、黄色のカーネーションには軽蔑という意味がある。

 

  花言葉は覚えておいて損はない。花言葉の本を一冊買うか、サイトで調べてもよい。

大切な人には思いをこめたよい意味の花を、是非贈りたいものである。

 

 
     
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