第一回 雑学検定試験一級

解答と解説

 

傾向と所見

今までの級とは一線を画した難易度といえるかもしれません。調べれば解ける問題も多いとはいえ、簡単には調べられない問題や本当に知らないと分らないものもあります。

この級を合格できれば雑学家として立派な一人前でしょう。

 

解答

1.(1)びっくり (2)つとに  (3)やがて (4)きこり

2.(1)誤 (2)誤 (3)正 (4)誤 (5)正

3.(1)不快指数 (2)豊臣秀吉から家来にならないかと何度も頼まれたが、常に知らぬ顔をしていたことに由来  (3) ねこのここねこししのここじし (4)ローレンツ収縮 (5)ランドルト環

4.(1)C (2)E (3)A (4)B (5)D

5.(1)D (2)E (3)B (4)A (5)B

6. 12月31日

 

解説

1. 以下の漢字の読みを答えなさい。

(1)  喫驚  (2)  夙に  (3)  軈て  (4)  樵

「びっくり」は吃驚とも書き、この方が一般的。 (2)「つとに」とは「朝早くから」という意味である。

2. 以下の文の正誤を答えなさい。正しいと言い切れないものは誤を記入しなさい。

(1) 日本の数の単位で「極」の次は「阿僧祗」である。

誤。極の次は「恒河沙」で、その次が阿僧祗。

(2) ヤンソン作「ムーミン」の中でムーミン一族はゴブリンとして描かれている。

誤。トロールという設定である。

(3) 章魚と烏賊の生物学上の違いは吸盤に柄が付いているかどうかである。

正。簡単で確実に見分けるには足の数ではなく、吸盤を見ればよい。
 

(4) 自分のペットのネコが悪意のある人物に殺された場合、その人物に適用できる罪状は「器物破損」のみである。

誤。「動物の保護及び管理に関する法律」第5章27条に該当する。条文にはこうある。

「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。」

また、この他にも精神的苦痛を与えられたということで賠償を請求できる可能性もある。

(5) 時計の音を表す「チクタク」は英、米、仏、独、露、瑞西でも共通して「チクタク」である。

正。いずれも「チクタク」と発音する。

 

3. 以下の問題に答えなさい。

(1) 0.81×気温(℃)+0.01×湿度(0.99×気温−14.3)+46.3という式で導き出される指数は何か。

不快指数の公式である。いい加減に決めている物ではなかったのだ。

(2) 知らぬ存ぜぬを決め込むことを「知らぬ顔の半兵衛」というが、半兵衛が知らん顔をした事情とはなにか。

これは「木下蔭狭間合戦」という浄瑠璃に出てくる有名なセリフから出来た言葉。

豊臣秀吉が竹中半兵衛を軍師として召抱えたいと頼み込むが、半兵衛は全く取り合わない。

そのシーンの語り手のセリフが、「そのとき、半兵衛知らぬ顔」である。

(3) 「子子子子子子子子子子子子」と書いてなんと読むか。

ねこのここねこ ししのここじし(猫の子、子猫 獅子の子、子獅子)と読む。

嵯峨天皇が小野篁(おののたかむら)に読ませた、後世に伝わるなぞなぞの名作。

(4) 特殊相対性理論によると、静止している観測者からみて、等速直線運動している物体は進行方向に縮むとされているが、この現象をなんというか。

ローレンツ収縮と呼ぶ。

(5) 視力検査のときに一般に用いられる「C」の形をした記号をなんというか。

フランスの眼科医の名をとってランドルト環と呼ばれる。
 

 

4. 次の説明の解答として誤っているものを選んで、記号で答えなさい。

(1) 中島敦の作品には次のようなものがある。

C:人虎伝 は中島敦の「山月記」の元になった古典で、中島敦の手によるものではない。

(2) ミヒャエル・エンデの作品には次のようなものがある。

E:砂の妖精 はイーディス・ネズビットの作。

(3) 脂溶性ビタミンには次のようなものがある。

A:ビタミンL が違う。そういえば、なにやら同名の本があった気がする。

(4) クォークの種類には次のようなものがある。

B:フォール に当たるものは「ダウン」である。

クォークとは陽子や中性子を構成している最小単位の粒子である。6種類があり、他に「ストレンジ」が存在。

(5) ここに挙げたのは全て「生きている化石」と呼ばれる生物である。

一見全て正しいが、D:コドモオオトカゲ は正しくは「コモドオオトカゲ」。子供だましの引っ掛け問題。

 

5. 以下の質問の解答として正しいものを選んで記号で答えなさい。

(1) 光が1/299792458秒の間に真空中を進む距離は次のうちどれか。

D:1m すすむ。なぜなら、これが1メートルの定義になっているからである。

(2) 「李下に冠をたださず」と同じ意味で使われる諺に出てくる食物は何か。

E:瓜 が正解。「瓜田に沓(くつ)を納れず」という言い回しが存在する。

(3) 十返舎一九作「東海道中膝栗毛」の中で弥次が鼈に指を食いつかれるという場面があるが、どうやって指から離すことができたか。

B:水に入れた。鼈(スッポン)は一度指に食いついたら雷が落ちるまで離さないといわれる。

(4) 家計の消費支出に占める食料費の割合を示す言葉はどれか。

A:エンゲル係数。おなじみの言葉かもしれない。

(5) 日本語で「ゴマをする」と同じ意味を持つ英語の言葉で、ゴマに相当するものは何か。

B:リンゴ。「リンゴ摩き野郎」という言葉が「ゴマすり」に相当する慣用句として存在する。

 

6. 問いに答えなさい。

A:「君は今何歳だっけ」

B:「昨日19歳だったよ」

A:「?そうか。」

B:「・・・あ、でも来年には22歳になるよ」

A:「???」

以上の会話から、Bの誕生日を答えなさい。

12月31日深夜から1月1日にかけての会話である。
「昨日19歳だった」といった直後に年が明ける。そして、来年には当然22歳。
「昨日19歳」(今日20歳)(12月31日深夜)}→{(1月1日)(今年21歳)「来年には22歳」}となる。
よって、Bの誕生日は12月31日である。