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植物の研究 Page 1 2 3 全て表示

植物の研究

植物の研究3

甘柿と渋柿の見分け方
秋に咲くサクラ
竹は草?それとも木?
バナナに種がないのはなぜ?
世界一大きい花、葉
トリュフの意外な採り方
オジギソウは麻酔で眠る!?
食虫植物の秘密
キノコは植物なのか
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植物の研究

 

甘柿と渋柿の見分け方

 

 売っているものならともかく、人からもらったりこっそり失敬してきた柿を食べるのはある意味賭けである。 甘いか渋いか、正にロシアンルーレット。甘けりゃ天国渋けりゃ地獄。柿は喰いたし舌は惜しし。切って皮をむいたはよいが口に入れる決心がどうにもつかない。結局家族の誰かを騙して人柱に立てたりする。 ぜーんぶ甘柿ならいいのに、一体どうして渋柿なんてものがあるのだろうか?

 

 食べるときには渋はいやなものだが、実は結構有用なのである。渋みの原因は果実の中のタンニン細胞にあるシブオールという物質。名前からして渋そうだ。シブオールが果実の中で溶けた状態だと渋みが発生する。つまり甘くするにはシブオールをなくすか溶けなくしてしまえばよいわけで、よく熟成させるとこの物質は大概無くなってしまう。 もともと大体の柿は渋柿なのだ。 そしてこの渋は昔は雨傘や渋紙など防水や防腐に使われ、今では主に染料として利用されている。

 

 さて、気になる見分け方だが、これは切って見るまで判らない。いや、種類によっては切っても判らないことがある。 しかし一応「これは多分甘いよ」という目安はある。

それは柿の切り口に黒い粒々があるかどうか、ということ。粒々は不溶性になったシブオールが固まって見えるもので、これがあると渋みが少ないことを意味する。 だが、この斑点が全くないから必ず渋いというわけでもなく、ここが難しい所だ。要するに黒い斑点は甘いことの「お墨付き」だと考えればよいだろう。 そしてお墨付きのないものは…やっぱり誰かを人柱に立てるしかない?

 

 

秋に咲くサクラ

 さだまさしの歌にもあるが、秋桜と書いてコスモスと読む。

だが秋に咲くサクラと言ってもこのコスモスのことではなく、文字通りの「桜」である。桜は春に咲くのが当たり前だが、ごくごく稀に秋など季節外れに咲いて、人々を驚かせる事がある。「狂い咲き」と呼ばれる現象だ。 寒い地方なら5月に桜が咲くのは珍しいことではないが、9月、10月といったらどうだろう。明らかに異常事態である。 

 

 植物に花を咲かせるよう命令するのは開花ホルモンである。 開花ホルモンは一定の条件が満たされると発動するようプログラムされている。 その条件とは、厳しい低温を経験しその後温暖になるというもの。つまり、冬の寒さを経験する必要があるのだ。

だが寒いのは冬ばかりではない。秋にも冬なみに冷え込む日が何日か続くこともある。そしてその後春のように暖かくなると、開花ホルモンの発動条件を満たしてしまい、狂い咲きすると考えられている。 

 「狂い咲き」というとなにやらロマンチックな響きがあるが、なんのことはない、桜は素で間違えているのである。

 

 

竹は草?それとも木?

 「肥後守(ヒゴノカミ)」というナイフをご存知だろうか。最近はほとんど売られていないが、昔(というとお父さん方から怒られそうだ)の子供たちはみなこのナイフで竹を切って竹とんぼを作ったり水鉄砲を作ったりしたものだった。 今は「子供にナイフなんて、とんでもない」という親が多いが、当時はナイフを使った少年犯罪などまずなかった。正しいナイフの使い方を知らないで育った若者の方が、むしろ凶行に走るのではなかろうか。

 

さて、「竹林が敷地にあれば生活に必要なものは皆足りる」という言葉があるくらい竹は有用な植物である。前述のようにおもちゃにもなるし、食器や籠を作ったりすることもできる。動物は来るし、夏は涼しい木陰を提供し、冬は風除けとなって寒さを和らげてくれる。 熱帯では竹で橋やいかだや家まで作る。 竹は人に最もよく利用されている植物と言っても過言ではない。 

 このように私たちと深いかかわりのある竹だが、ふと素朴な疑問がわいてくる。竹は木なのだろうか、もしかすると草ではないか? 電線よりも高く成長し、アスファルトの地面を砕いて根を張る竹の力は草とは思えない。しかし、幹が緑色の木なんてアリだろうか。 「木」「草」の定義を確認する必要がありそうだ。

 

 実は木や草の定義も確固としているとは言えない。 まず「木」だが、これは「草」に対応する言葉で、正確には木本(もくほん)植物という。そして木質の幹を備えている事が条件なのだ。

対して「草」は簡単にいってしまえば柔らかい植物のこと。なんとも曖昧であるが、仕方ない。 竹は柔らかいともいえるししなやかながら硬いともいえる。だが「木質の幹」を備えているとはいえない。加えて、竹は実はイネ科の単葉類に属する。イネ科の単葉植物、つまり草というのが竹の正体である。

 

 

バナナに種がないのはなぜ?

 以前友人との会話の中で、「バナナで最初に滑った人は誰か」という話題が出た事があった。恐らくアメリカコミックが発祥だと思うのだが、機会があったらこの謎も探ってみたい。

 まあそんなバカバカしいことはともかく、栄養があってダイエット食としても人気があり、嫌いな人はかなり少数派だと思われるバナナ。

この果実には種がないように見える。 だが、バナナを切ってみると黒い斑点があるのが判る。実は、これがバナナの「種」正確には種の名残なのである。 現在栽培されている「種のない」バナナは品種改良を重ねて作り上げられたものなのだ。だからこのバナナは自分で繁殖することはできない。

 ではどうやって増やすのか? それは挿し木によってである。 

 

 我々が食べるバナナは食べやすさの替わりに繁殖力を犠牲にしているわけだが、改良が進むと「踏んだとき滑りやすい皮を持つバナナ」なんてのもできたりして。

 

 

世界一大きい花、葉

 どんなものにも世界一がある。身長に世界一があり、体重に世界一があり。あらゆるものの世界一の中で目立つのはやはり大きさだ。 世界一大きな靴とか凧とか、ギネスブックにはいろんな大きさ世界一が載っている。 では、世界一大きな花はなんだろうか?それに世界一大きな葉は?

 

 全世界からめでたく世界一大きい花と認定されているのは、インドネシアなどに生育するラフレシアだ。大きなラフレシアはさしわたし1mにもなる。 だが天はニ物を与えずというが、この花は悪臭がして※見た目も赤地に白の斑点とグロテスクだ。 おまけに寄生植物で根も葉もない。根も葉もないが噂ではなく実在の植物である。 だがこの花は日本ではまずお目にかかれない。なにしろ存在そのものがレアだし、何十年に一度しか花が開かないこともあるのだ。だからたまにラフレシアが開くと大ニュースになるのである。 もっとも、開いた花が標本として展示されている場合もたまにある。 更にレプリカなら各地の博物館で公開されてるから、一度見てみるとよい。

 

 世界一大きな葉は、満場一致でオオオニバスである。オオオニバスはブラジル原産のハスの仲間。池などに浮いているスイレンをバカでかくしたものと考えていただければよい。 2mにもなる巨大な葉で、浮力が大きく子供が乗っても沈まない。 

日本でも各地の植物園などで栽培されているから見るのはそんなに難しくない。子供を葉に乗せるイベントもちょくちょく行われる事があるので、お子さんを連れて出かけてみるのも面白いだろう。 

※小さいものなど場合によっては臭いがしないものあるようだ。

写真提供:ラフレシア-ラフレシア見学日記 オオオニバス-水生植物ホームページ 

 

 

トリュフの意外な採り方

 世界三大珍味といえば、キャビア、フォアグラ、それにトリュフ。キャビアはチョウザメの卵でフォアグラはガチョウの肝臓。トリュフは西洋松露(セイヨウショウロ)科の地下生キノコである。

 

 古代ローマ時代からトリュフは高価な珍味とされ、特に南フランス産のチュベル・メラノスポルムいわゆるペリゴール・トリュフは食用キノコの中で最も価値の高いものである。 

 まあ私には恐らく一生縁のない食材の一つだろうが、このトリュフなかなか面白い採り方をする。

 トリュフはマツタケと同じく人工栽培が不可能で、正に珍味の名にふさわしい。 つまり天然のものを地道に捜すしかない。 そこで、地中に埋まったこのお宝を見つけるのになんとブタを使うのだ。 トリュフは独特の強い香りがあるので嗅覚の鋭いブタ、最近は犬なども使って探し出すのである。もちろん訓練されているので見つけたお宝をブタがムシャムシャ、なんてこともない。…多分。

 

 このトリュフ、フォアグラのパテの中に埋め込んで使われるそうだ。高そー。。。

まあ、私はシイタケの塩焼きで充分である。トリュフなんか、トリュフなんか…!

一度は食べてみたい…

 

 

オジギソウは麻酔で眠る!?

 礼儀の崩壊が嘆かれる中で、ぜひ見習いたい植物がある。そう、オジギソウだ。

別に礼を以っておじぎしているわけではないだろうが、この植物はその不思議な習性のゆえに多くの人々を魅了してきた。

  チョンと触れると瞬間葉が閉じる仕草は食虫植物のそれを彷彿とさせる。 しかしもちろんオジギソウは食虫植物ではないし、何のために葉を閉じるのだろうか?

 一説にはオジギソウは熱帯地方原産なのでスコール(大雨)で葉が傷付くのを防ぐためだといわれる。また虫を防ぐ効果もあるという。が、実際なぜ閉じるのかは「わかっていない」のが現状だ。 でも刺激を受けてから葉が閉じるまでの仕組みは解明されつつある。

  今まで葉に刺激が加わると葉の中の水が移動するということまでは判っていた。しかし近年の研究で、刺激が加わる→電気信号が発生する→可動部に信号が伝わる→その部分の水が移動し、おじぎ運動が起こる、というプロセスを経ている事が判明してきたのだ。 しかも、オジギソウは麻酔ガスであるエーテルに反応、電気信号が伝わらなくなることも判った。当然おじぎはしない。植物に麻酔が効いているということで、動物の神経伝達の仕組みと酷似していることを予想させる。

おじぎするだけでも面白いのに麻酔が効くとなると更に興味深い。手に入りにくい植物ではないので、皆さんも是非研究してみてはいかがだろうか。意外と大発見につながるかもしれない。

 

 

食虫植物の秘密

 食物連鎖ピラミッドでは植物は底辺に位置し、虫などの動物はそのすぐ上に位置する。 だが、そのピラミッドを覆す植物が存在する。そう、食虫植物である。

食虫植物は葉緑体があり普通の草花と同じように光合成をする能力をもちながら、岩場や湿地など条件が劣悪な所にも生育する強さを備えている。 充分な養分が得られない地面でも生きていけるように狩をするのである。 

 

  食虫植物の中でもっともポピュラーなものは恐らくハエジゴクとモウセンゴケだろう。ハエジゴクはトゲのついたキャッチャーミットのような葉を持ち、甘い匂いのする汁を出す。これに引き寄せられて来る虫が葉に触れると、バクリ。一巻の終わりである。葉の中の虫は消化液によってジワジワと溶かされ、吸収されてしまう。干からびてカラカラになった死体は風でどこかへ運ばれ、再びその恐ろしい口を開く・・・というわけだ。

 

  モウセンゴケの捕虫部は綿棒に更に細かい繊毛が生えたような形をしており、その繊毛にねばねばがついている。このねばねばの輝きに引き寄せらてきた虫がちょっとでもかすると、もう逃げられない。溶かされるのを待つのみである。 虫を沢山消化したものほど大きくなるというからなんだか怖い。大きさはどれだけ虫を食べたかの証、大きくなればまた更に多くの虫を捕れるというわけだ。

  さて、食虫植物は次の5つの捕虫法がある。

 

1:鳥モチ式 繊毛の先端に粘液を出し虫を絡めとるタイプ。食虫植物の中ではもっとも数が多くポピュラーな方式。 虫が暴れるほどに粘液が削れ消化液が出る。 

モウセンゴケ、ムシトリスミレ、イシモチソウなど。

2:罠式 通りかかった獲物の足をバチンとはさむ罠に例えた言い方。二枚貝のような葉の間に感覚毛があり、この毛に2回以上触れると閉じるようになっている。一度だけでは閉じず、誤動作を防ぐ仕組みになっている。 ハエトリグサ、ムジナモ。

3:落とし穴式 消化液が入った壺のような葉をもち、葉のふちは滑りやすい。中に落ちた虫は胃の消化さながらに吸収されてしまう。ウツボカズラ、サラゼニアなど。

4:吸い込み式 主に水中のプランクトンや小虫などを捕る。 捕虫嚢の入り口には感覚毛をかねた剛毛に保護された開口部がある。小さな動物がこの毛に触れると捕虫嚢が瞬時に広がりその動物を吸い込んでしまう。 タヌキモ、ミミカキグサなど。

5:Y字管式(迷路式) 土中に逆Y字型の根を伸ばし、上の葉から入り込んだ虫を迷い込ませ消化吸収を行なう。この方法は極めて特殊で、ゲンリセアという植物一種しか行なわない。資料が少ないのでちょっと簡単に(いい加減に)書いてしまった。

 

  食虫植物の中で簡単に自家栽培できるのはモウセンゴケかハエジゴクだろう。モウセンゴケの方が効率はいいが、うっかり服などにつくと欝になる。 ハエジゴクはあまり捕れないが逆に捕ったのを見られたときはかなり嬉しい。 皆さんも是非この植物の中の異端児をご家庭に置くことをお薦めしたい。何かと話の種にもなってくれること間違いなしである。

 

 

キノコは植物なのか

 我々の食卓に上がるもののうち、キノコほど得体の知れないものもあまりない。 さほど珍しくないじゃないかと思われるかもしれないが、さにあらず。例えばコノワタは珍味だが、ナマコのはらわたということで正体ははっきりしている。だが、キノコとなるとどうも正体がよく判らない。そもそも植物なのだろうか?

  山や木陰に生えるので植物という感じがする。しかし根も葉もなければ花もない。更に植物は光合成を行なうというのが一般的な定義であるが、キノコはそれすら行なわない。 とすると、キノコを植物とするには無理があるようだ。

 

 実はキノコは菌類の一種、ぶっちゃけていえばカビの親類なのだ。 

伝統的に菌類は植物の一つの門として分類されてきた。植物だが茎や葉をもたず、葉緑素も持たないという考えが一般的だったのだ。「カビは植物の仲間」という知識がある人もいるだろう。 しかし近年は植物とは全く別の「菌界」という新しい界に分類すべきだという見方が強い。つまりキノコは植物とは無縁の種、ということになる。

  キノコの仲間は数が多く、世界で数千種も知られている。意外なことに毒キノコより食用になるキノコの方が数が多い。とはいえそれは毒性がないものを食用に分類した場合で、大多数のキノコは木質で硬かったり苦かったりとおいしくない。

 

  梅雨時の悪魔ともいえるカビと、世界三大珍味のひとつトリュフが仲間・・・なんだか複雑な気分である。

 

 
     
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