大疑問の研究

マンホールの蓋は丸くなければならないのか?

マンホールの蓋が丸い理由は、今では多くの人が知っていることだろうと思う。
「人の切り口に合わせたから丸い・・・」なんていうのはよくある冗談だが、本当は蓋がマンホール内に落ちてこないようにするため。中心から見てふちが全て同じ距離にある円形が理想的な形なのである。もし三角や四角の蓋だと、ずれると落ちてしまいとても危険だ。
だが、私の調べた範囲内では日本ではマンホールのカタチを円系と定めた法律はない。
ところで、落ちない蓋は円以外にも考えられる。例えば「ルーローの三角形」というものを利用したものがそれだ。これは頂点が丸みを帯びた三角形で、中心からふちまでの距離が円とおなじく等距離の図形で、コンパスを使って簡単に作図する事ができる。

この形のほかにも、ルーローの五角形や七角形も描く事も可能だ。 では、実際にこうした形のマンホールはあるのだろうか?
世界は広いのだから、どこかにあるかも分からないが、あまり作られることはないと思われる。なぜなら、蓋を運ぶときは転がして運ぶ事が多いから。
三角形に近い蓋では転がしにくくてたまらないであろう。
日に焼けるとどうして黒くなるのか?

以前は夏といえば海岸でこんがりと日焼けするのがトレンドだったが、紫外線が強くなってきたせいもあってか近頃は積極的に焼こうとする人はあまりいない。
しかし、日に当るとなぜ肌が黒くなるのか考えてみたことはあるだろうか。
太陽からの光には人には見えない「紫外線」が含まれているが、これは体にとって有害だ。そこで、それに対する防御反応として体は「メラニン」という物質を作り出す。これが黒い色素を持っているのだ。 具体的には、紫外線が皮膚に当たると表皮にある「メラノサイト」という細胞が活性化して大量のメラニンを生産する。このようにして肌が黒くなるとその部分に紫外線が吸収され皮膚の深部まで通らなくなるのだ。
メラノサイトは夏でなくても毎日メラニンを作り出している。これによってその人の肌の色が決まるというわけ。 メラニンは一ヵ月程度の周期で新陳代謝によってその色を失っていく。夏休みに日焼けした子供たちの色が戻ってくるのもこの頃だ。 だが、急激に焼きすぎたり紫外線が強すぎたりすると新陳代謝が追いつかなくなり黒さが定着してしまう。これがシミやそばかすの原因となるのである。 夏場は女性が最大に魅力を発揮するときであると同時に天敵の季節でもあるのだ。
なんか科学の研究っぽいが一応「疑問」ということで・・・
世界一難しい言語って何語?

英語を学校でやった人は「英語が世界一難しい言語だ!」などと思ったことはないだろうか。 スペイン語を習った人は「英語なんて簡単なもの。ほんとに難しいのはスペイン語」なんてのたまうかもしれない。プログラマーは「C++だね」なんていうのだろうか。
このように世界一難しい言語なんて人によって違うのだが、ここでは「外国人が習得するのが最も難しい言語」という定義で考えてみたい。
この定義で多くの人が異口同音にあげるのがバスク語である。ヨーロッパには英語フランス語イタリア語など様々あるが、これらは元をただせば原印欧語という言語にたどり着く。つまりヨーロッパの各国語は同じ言語から派生した方言のようなものといえるだろう。
ただし、ハンガリー語、エストニア語、フィンランド語はアジア系の言語なので例外。
そうしたヨーロッパの言語のうち、全くルーツ不明で謎に包まれた言語がバスク語なのだ。バスク語はピレネー山中のスペイン北部とフランス南西部のごく一部の人々にしか使われておらず、地球上のどの言語とも全くつながりがないため、体得が非常に難しいのである。「神は悪魔に対する罰としてバスク語を7年間学べと命じた」という諺がスペインにあるほどだ。
この言葉、旧石器時代から使われているものも多くあるようで、このことから北半球が氷河に覆われる前に使われていた洞窟言語を起源とする説もある。
日本語や英語に飽きてしまったという方は、バスク語にチャレンジしてみてはいかがだろう。
とっても長いピカソのフルネーム

ピカソを知らない方はおられないだろう。言わずと知れた、絵画界の巨匠である。有名な「ゲルニカ」をはじめとして、「アヴィニヨンの娘たち」「スープ」など、数多くの名作が親しまれている。
ピカソというと目と鼻の位置が逆になっていたり人間だが動物だか分からない絵、というイメージがあるかもしれないが、実はピカソは結構普通の絵も描いているのである。もともとデッサン力は非常に優れた画家だといわれている。ピカソが色々と変わった絵を描いたのはその時々の自分の気持ちや感情を表すのに最適な画法を模索していたから。 妙な絵だと思っても、それにはどこか人をひきつけるものがあるのだ。
ところでこのピカソ、通常はパブロ・ピカソと呼ばれているが、実はフルネームはとんでもなく長い。
「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウロ・ホアン・ネポセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアノ・デ・ラ・サンティッシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」
この名前は彼の先祖の名前7人を盛り込んだとのこと。あまりに長いため彼自身覚えていなかったというエピソードは有名だ。
私もこれを昔覚えたが、ここに記したものとは若干違っている。というのは、ピカソはスペイン人なのでもともとはスペイン語で書かれている名前を日本語表記したため、資料によって違いが出てくるのだ。
元々のスペイン語で書かれたピカソの本名が読者の方から寄せられた。それによれば、ピカソの本名は次のようなものだ。
「Pablo Diego Jose Francisco de Paula Juan
Nepomuceno Maria de los Remedios Cipriano de la Santisima
Trinidad Ruiz Picasso.」
なるほど、日本語にするのが難しいのも理解できる。
最初に空を飛んだのはライト兄弟のどっち?

今でこそ当たり前のようにジャンボジェットや音速飛行機が上空を飛び交っているが、人類の始めての飛行はそれはささやかなものだった。
初めて動力飛行を成功させたのがライト兄弟であることはご存知のとおりである。兄のライト・ウィルバーと弟のオービル。彼らは苦心の末、1903年12月17日に、フライヤー号で初の動力飛行に成功した。
では、この時フライヤー号を操縦していたのはウィルバーとオービル、どちらだったのだろうか?
乗る順番はコインで決められ、その結果オービルが先に乗ることになった。つまり、最初に空を飛んだのは弟のオービルである。記録は飛行時間12秒、距離36.6m。
現在から見れば小さな飛行だが、人類にとっては大きな前進となった。その後、4回目の飛行でウィルバーが260mという記録を出して人類の初飛行は終わった。
確かに記録上最初に飛んだのはオービルである。だが、兄弟はきっとそんなこと気にもとめていなかったに違いない。どちらが早く飛んだかなんてどうでもいいことだ―そう思っていたはずである。 最初に空を飛んだのはライト兄弟、
やはりそれで充分なのかも知れない。
トランプのマークが意味するもの

世界で最もポピュラーなカードゲームといえば、トランプだろう。数え切れないほどのゲームが出来るし、自分で遊びを編み出すこともそう難しくない。まさに究極のカードという事ができよう。
ところで、そのトランプのダイヤとかスペードのマーク、あれはなにを象った(かたどった)物かご存知だろうか。スペードが剣を表すのは想像がつくかもしれないが、他のは一体なんだろう?
実はあのマークは14〜15世紀のヨーロッパ社会層のシンボル。スペードは貴族の持つ槍、つまり貴族階級の象徴だ。ダイヤはやはり宝石で商人を表している。クラブはクローバーとも呼ばれるが、元々はクラブ。こん棒の形で、農夫を意味する。そしてハートだが、これは心臓ではない。聖杯つまり杯を象ったもので、僧侶の象徴なのだ。
ちなみにスペードのエースだけなぜか大きいが、あれはなぜか。これはイギリスがカードに課税していた頃の名残で、納税証明の印刷をするカードがスペードのエースと決められていたためだ。
近頃トランプをやっていないという人、押入れの奥からでも引っ張り出して家族でババ抜きでもやってみてはいかがだろうか。その時こんなウンチクを披露すれば、あなたの株があがること請け合いである。
ナメクジに砂糖をかけるとどうなる?

最近はナメクジも少なくなって、台所で見つけてキャー、塩をぱっぱ、なんてこともあまりない。 だが、やはりナメクジと塩は切っても切れない関係にある。 しかし皆さん、ふと疑問に思ったことはないだろうか。「ナメクジに砂糖をかけるとどうなるのだろう」と・・・
では、そもそもナメクジに塩をかけるとなぜ縮むのだろう?そう、ナメクジの水分が塩に吸い取られてしまうからだ。よく塩をかけると「溶ける」などと言うが
、正確には水気をとられてしぼんだに過ぎない。とはいえ体の大部分が水のナメクジにとって水分がなくなるのは致命的。哀れそのまま死にいたるというわけだ。
これが砂糖ならどうか?砂糖も塩ほどではないにせよ、吸水性がある。だから、砂糖をかけてもナメクジは縮むはずだ。 別に塩でなくてはいけないというわけではない。小麦粉だっていいし、膨らし粉だっていい。粉セッケンなら毒の効き目もあって一石二鳥だ。
というわけで、今度ナメクジを見かけたら是非別のものかけて見よう・・・といいたいところだが、それはカワイソウ。ナメクジとはいえ一生懸命生きているだから、そっと何かにのせて外の日陰にでも運んであげて欲しい。 ナメクジは歩くのが遅いので、二度と家にはいってくることはできないだろうし。
消火器に描いてある3個の丸の意味は?

消火器の形をぱっとイメージすると、真っ赤な筐体に白、黄色、青の三色丸のデザインを思い出す。 あのマルは飾りではなくちゃんと意味がある。
三色丸の消火器は「ABC消火器」と呼ばれ、普通火災、油火災、電気火災に対応している。つまり最強の消火器ということだ。
Aは白丸で普通火災を表し、A火災対応の消火器は木材や紙など一般的な火事に有効。
黄丸の油火災はガソリンや灯油、料理油などの火災で、黄丸がついていれば油火災対応だ。
最後に青丸は電気火災。電化製品のショートやタコ足配線による過熱などで発生した火災に効力を発揮する。電化製品の火災にどうして特別な消化剤が必要なのかと思われるかもしれないが、これは感電を避けるため。水など電気を通す消化液では感電の恐れがあるからだ。
普通、油、電気対応と3拍子そろったABC消火器、3っつの丸は「安心のマーク」だ。 普段あまり目にとめない消火器だが、今度見かけたらちょっと注目してあげて欲しい。あれでなかなか愛嬌のある頼もしいカタチをしているものである。
信号の色が変わりつつある!

信号に使われる三種の色はと聞かれたら大体の人が「赤、黄色、青」と答える。だがたまに「赤、黄色、緑」という人がいる。 ここでちょっと信号をもう一度思い浮かべてもらいたい。
・・・あれっと思った方は鋭い。そう、信号には文字通り「青」のものと「緑」のものが混在しているのだ。
日本ではじめて電気式の信号機が使われたのは1903年のこと。この時、警察は「緑はススメ」と発表している。つまり、この時点で信号は緑だったのだ。 だがそれを報道した新聞はこともあろうに緑を青とすりかえてしまった。そりゃ赤、黄色、緑より赤、青、黄色の方が語呂がいいに決まっている。 これによって緑色の信号も青といわれるようになった。 だから緑色の信号があったという記憶は間違いではないのだ。 しかし、1970年代から本当の青色信号が作られるようになり緑は序々に淘汰されていく。
最近は青色発光ダイオードを使った視認性の高い信号機も登場し、ほとんど「青色」信号になってしまったが、田舎などではごくまれに昔ながらの緑信号を見かけることがある。 運良く見つけたら古きよき時代を偲んでみるのもいいかもしれない。